DV方式には主にカメラ記録用のミニカセットと据置型用の標準カセットの2種類のカセットが存在します。映像をデジタル信号化しフレーム毎に圧縮するDV方式はフレーム単位の編集が自由にできます。また音声は16bit(48[kHz])のステレオ1系統か12bit(32[kHz])のステレオ2系統を選ぶことができ、アフレコやミックスも自在です。デジタル化された映像データはパソコンで扱うAVIファイルと互換があり、PC上でエフェクトを掛け、DVテープに書き戻すことも可能です。最大のメリットは
どれだけ編集を繰り返しても劣化しないという点に尽きるでしょう。
HDV方式はHDTV(ハイビジョン放送)品質の映像をDVテープに記録する規格で、ミニカセットに最大80分の記録が可能です(民生用には標準カセットを使用できる製品はない)。記録時間を確保する為に映像の圧縮にはMPEG2が採用されており、インターフェイスにはDV方式と同一の端子を使用します。音声はMPEG1レイヤー2圧縮により音楽CDと同等の16bitステレオ1系統で記録します。画面サイズは横16:縦9に固定されています。詳細は
こちらのサイト参照。SONYの民生機はHDV1080i方式です。