ベータマックス



 ソニーが世界に誇る「ベータマックス」の特徴としては

(1)互換性にとらわれず高性能を追求しようとする真摯な姿勢
(2)素早いレスポンス
(3)解像感が高く編集劣化しにくい画質
(4)機能的なスイッチレイアウト
(5)他フォーマットも含めたシステム性
(6)コピーガード信号の影響を受けない信号処理

等が挙げられると私は思います。使いこなすことで、思い通りに映像作品が構成されていく喜び(「人馬一体感」とでも云うべきか)を味わうことが出来るのです。

私の歴代ベータデッキ

SL−HF300(BetaHi-fi)
メーカー

ソニー

購入

昭和60年3月(予備役)

特徴 ・βII/βIII独立回路によるβIII画質改善
・使用頻度の高い機能に絞って低価格化
 私のビデオ人生を決定した(笑)、記念すべきデッキです。もともとは家族が日本放送協会等の教養番組を録画する為に導入されることになったもので、何とかハイファイビデオにしようと説得した覚えがあります。βIIIの画質が良いと友人に羨ましがられ得意になっていました。
SL−HF900MKII(Hi-Band BetaHi-fi)
メーカー

ソニー

購入

昭和62年3月(予備役)

特徴 ・ハイバンド方式とβIsモードの高画質
・ジョグダイヤルと編集機能を搭載
 大学入学時に購入しました。ジョグダイヤルを用いての正逆コマ送り、HF−300を制御しての自動編集、AVインサート等、使いこなす楽しみをこの機械で知りました。特筆すべきはジョグダイヤルの応答性で、私の知る限り本機を超える民生用VTRはないと思います。
EDV−7000(EDBeta
メーカー

ソニー

購入

昭和63年10月(現用)

特徴 ・水平解像度500本(メタルテープを使用)
・つなぎ録りの容易なシャトルエディット機能
 FEヘッド、録画ポーズのまま編集点を微調整できるシャトルエディット、再生機のポーズ解除を制御できるシンクロエディットを備えるという待望の機種で、発売後すぐ購入しました。大学時代のほとんどの映像マスターをこの機械で作った筈です(シンクロエディットボタンを押しすぎて壊してしまった位...)。この頃は各社ともデジタル特殊効果を搭載していたので、簡易エフェクターとしても重宝しました。
EDV−6000(EDBeta
メーカー

ソニー

購入

平成2年3月(現用)

特徴 ・水平解像度500本(メタルテープを使用)
・ビデオバンドセレクト機能
 寝室で主に再生機として使用。入力端子が豊富なので助かっています。液晶転送リモコンは最近のものより使い易いです。
EDV−9000(EDBeta
メーカー

ソニー

購入

平成6年3月(現用)

特徴 ・水平解像度500本(メタルテープを使用)
・多様かつ高精度な編集機能
 ビデオ作品の編集を頼まれ、きちんとビデオインサートできる機械が必要となった為就職後に購入しました。デジタル特殊再生に起因するレスポンスの低下は若干有りますが、駆動系の精度が極めて高く、タイムラグ補正は容易です。ビデオルームの重鎮として日夜酷使していますが、未だ故障を知らない堅牢さも頼もしい限りです。
 オーバーホールから戻りました。
SL−2100(Super Hi-Band Beta)
メーカー

ソニー

購入

平成12年3月(退役)

特徴 ・記録再生の信号を最適化するOpt-4ヘッド
・高画質に寄与する技術と素材をふんだんに投入
・ガラス面接触型双方向通信リモコン
 永年欲しかったのですが幸運にもインターネットのオークションで入手できました。スーパーハイバンド録画機として、マスタリングの送り出し機として今後酷使されることは間違い有りません(笑)。
 平成21年、電源が入らない状態に。
(平成16年入手の二号機は当面そのまま保管)

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