ベータマックスによるDVD録画テスト
周知の通り、DVDビデオにはコピープロテクションが施されています。ソフトウェア上に記録されたコピープロテクション信号の再生を記録側ハードウェアで検出すると、鑑賞不能となる程映像が乱れたり録画動作が停止してしまったりするものです。当然プレイステーション2にも搭載されています。ところで、プレイステーション2ではスロー・サーチ・コマ送り等の特殊再生機能が充実していないため、映像を細かく見たいとき等には大変苦労します。
プレイステーション2の取扱説明書には、『…このコピープロテクションを改変し、又は除去してDVDビデオを録画することは、(中略)法律により禁止されています』との記述がありますが、コピープロテクションを改変せず、記録側ハードウェアがその信号を検出しない分には問題ないとも(上記の下線部を熟読する限り)考えられます。
そこで、コピーガード信号が検出されない(と従来から経験的に判断されている)ベータマックスビデオや8ミリビデオを用いてDVDの録画をテストしてみました。
視聴ソフト:さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち (バンダイビジュアル株式会社) |
VTR | フォーマット | 発売年 | 結果 |
EDV-9000 | ED | 1987 | 良好。 |
EDV-7000 | ED | 1988 | 良好。 |
SL-2100 | SHB | 1990 | 問題なし。EDVシリーズより色が豊か。 |
個人的な印象としては、EDベータの方が素直で好ましい映像となりました。フォーマット上情報量に余裕があり、デジタルメモリー使用で特殊再生も綺麗です。特に最上級機EDV−9000はジョグダイヤルも搭載されております。しかし生産終了となってしまった為、状態の良くない中古品を掴まされる可能性が有ります。
くれぐれも信頼の置けるところからご購入下さい。