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今ではめっきり見なくなってしまった駄菓子屋さん。最近はショッピングセンターの中などに駄菓子屋を再現した『夢や』さんとかで、かろうじてその姿を知ることが出来るかな。一応、ぎりぎり(?)駄菓子屋世代のにゃんき〜のイメージとは、ちょっと違うけどね。もっと体に悪そうなお菓子とかいっぱいあったし(^.^)。なにより「つまんこ(くじ引き)」が楽しかった! 串に刺さったドーナツや量り売りのおかきなど、当たれば2個3個と余計にもらえるのがまた嬉しくて。おもちゃのクジも大興奮だったなあ。銀玉鉄砲やコマ、めんこ、ゴム製でビロビロした爬虫類がもらえるやつとか。当たりはカメレオン、ハズレは大ミミズとかね(笑)。子供の頃、少ないお小遣いを握りしめてウキウキと行ったものです。
実は、先日、我が町の祭で駄菓子屋の模擬店を出しました。子供たちにあの興奮を知ってほしくてさ。そして高岡のとある玩具卸店へ仕入れに出かけた。ここがまたスゴイの!つまんこセットをはじめ、おもちゃ・カード・安いお菓子がい〜っぱい!! そのお店自体、子供が出入りする駄菓子屋状態となっていました。そこで私が選んだ商品は、指輪キャンディー、ピカチュウガム、坊主めくりチョコなど、どれも1個10〜30円程度の駄菓子。それからおもちゃクジ。50円のタイプと100円のタイプがあり、値段によって景品の豪華さが違う。100円タイプのは人気キャラのフィギュアやハイパーヨーヨーなんかがついてて、子供心をくすぐる(けっこう大人心もくすぐられる)。
さて、当日。店づくりに取りかかろうと商品をテーブルにおいた途端、子供の山が。やっぱりつまんこが珍しいのか、どうしても欲しい物が当たらないと、燃えまくる子供たち。祭の間中、大にぎわい。売り切れちゃって途中3回も仕入れにいき、合計10セット位売りさばいた。でもね。目一杯忙しかった割に、利益率はシビア。単価が低いからなあ。まあ楽しかったから全然オッケーなんだけど、駄菓子屋さんが衰退する理由も分かった気がします…。
駄菓子の定義って、「粗糖・雑穀などで作った子供向けの安い菓子」なんだって。イマドキの菓子にはあてはまらないかもね。子供達も今は美味しい物いっぱい知ってるから、それほど菓子に執着はないみたいだし。でも、お向かいで売っていた水飴は大人気でした。ゲーム性があったり、変わった形の物に惹かれるのは、今も昔も同じだね〜。 |