A:大丈夫です。ただし、カバーを掛けたままで。 羽毛ふとんの側地は、羽毛が吹き出さないよう特殊な加工がされています。 また肌添の良さや軽さを考え、細くてしなやかな糸を使い上質の生地を用いています。その側地を保護するために、日干しにする時は必ずカバーを掛けてく ださい。竿に通すなどして、屋根の上に干すことは厳禁です。屋根にあたる側地が傷むし、上がってくる湿気を吸って日干しの効果はありません。 本来、木綿わたの布団と違い羽毛ふとんは呼吸する機能を持っています。木綿わたのふとんは、汗などの吸った水分を日干ししないと発散できないのですが、羽毛ふとんの場合は 何故なら、羽毛ふとんは木綿わたと異 なり、ほとんど湿気がこもらないからです。ただし日に干した時の「お日様の匂い」が好きという方には、カバーを掛けた状態で干すことをお勧めします(カ バーを掛けておかないと、紫外線で布団の側地が痛んで、破れやすくなってしまいます)。その際も、長時間干す必要は無く、片面30分〜1時間程度で十分です。 |
A:陰干し(あるいはカバーを掛けて日干し)した上で、押入れの一番上に入れてあげてください。 押入れの下に入れると、中の羽毛が潰れてしまい、痛みが早くなってしまう可能性があります。また同様の理由で、布団圧縮袋はお勧めしません。ふとんの寿命を縮める可能性が高いです。 |
A:できます。 ただしご家庭の洗濯機では難しいです。お近くのふとん屋さんにお問合わせ下さい。もちろん、むろやでも承ります(\4,200/羽毛ふとんシングルサイズ1枚)。お持ち頂くのが難しい方は、お電話頂ければ取りに伺います。 コインランドリーで丸洗いされる方もいらっしゃいますが、羽毛ふとんはただ洗って汚れを落とせばいいというものではありません。洗いすぎると羽毛が本来 持っているパワーを損なう場合がありますし、かといって洗わないと、人間の体から出る汗や分泌物がたまって保温力が落ちてしまいます。非常に繊細なさじ加 減が必要となるため、ふとん専門店に相談されることをお勧めします。 ちなみに、使われている方の体質(汗かき・脂性等)によって異なりますが、一般的には3〜5年に1度の丸洗いをお勧めします。 |
A:中身によって異なります。 羽毛ふとんが普及し始めた頃は「羽毛ふとんは一生モノ」という言い方をしていた業者もいたようですが、何のお手入れもせずに使い続けると、かさが減って保 温力が落ちていきます。中身の質によりますが、ほんの数年で保温力が落ちていく場合もあります(もちろん個人差はあります)。質のいいものでも10〜15 年たつと、保温力が落ちていく場合が多いです。幸い、羽毛布団も木綿わたと同様に打直し(羽毛ふとんの場合はリフォーム)できます。 羽毛ふとんのリフォームとは、中身の羽毛を取り出して直接水洗いし、新しい側地に充填し直すことです。ただし中身の羽毛を直接水洗いするため、ごみや羽毛 が潰れてできた屑(ファイバー)の分だけ目減りします(約10〜15%程度)。その分新しい羽毛を足してやる必要があります。 価格はお店によって異なると思いますので、お近くのふとん屋さんにお問合わせ下さい。 むろやでもリフォームは行っていますが、洗濯(丸洗い)だけで十分という場合もありますので、ふとんを見させて頂いてから判断したいと思います。洗濯同様、お持ち頂くのが難しい方は診断に伺いますので、お電話下さい。 ちなみにむろやのリフォームは、足し羽毛の質や量・新しい側地のクラスによりますが、\31,290〜/シングルサイズで承ります。 |
A:掛布団で5年、敷布団で3年が目安です。 木綿わたは保温力・吸湿性に優れますが、古くなると硬くなる性質があります。特に敷布団の場合、体重を支え、体から出る汗や分泌物の多くを吸収するため、硬化が早く進みます。快適な睡眠のためにも、小まめな日干しや定期的な打直しをお勧めします。 |