山里の暮らし・・・村谷三樹夫・典子

富山県西砺波(にしとなみ)郡福岡町小野(この)は能登半島の付け根にある村です。市街地から8キロ程離れた標高100メートルの山の中にあります。私たちが住むことになった家は大正時代に建てられ、どっしりとした太い梁や柱を使った風格ある民家です。家の敷地は、大きな栃の木、もみじ、春には華やかに咲く八重桜、山ぼうし等たくさんの雑木と、四季折々の草花が咲く、緑に溢れる庭に囲まれています。

15年前にここへ移り住んで、三樹夫は無垢の木を使った手作りの家具工房を始めました。どっしりしていて、丈夫で長持ちして、古びても味わいが出てくる家具を作ろうとしています。2、3年ごとに展示会を開いています。

典子は、田舎暮らしを楽しむべく、様々なガーデン雑誌を読みあさり、木を植え、芝を張り、レンガや枕木を敷き、小径を作り、花を育て、少しばかりの野菜も作り興味のおもむくまま庭造りに奮闘しています。

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