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トピックス No.27
2003/05/16


本年7月からモバイルインターネットを試行
路面電車「万葉線」車内でインターネット
富山インターネット協議会が企画
 高岡−新湊間を約40分で結ぶ第三セクターの路面電車「万葉線」で、路面電車としては全国初の試みとなるモバイルインターネットが導入されることになりました。車内のバッテリーを電源として、無線LANカードにネット情報を配信し、沿線でのイベント情報の送受信も可能となり、電車本来の魅力や能力を生かす新しい試みとして全国にアピール出来るものと期待できます
 富山県内の民間企業50社の技術者で構成された富山インターネット協議会「トリトン」が「とやまホットスポットプロジェクト」として企画しているもので、本年7月から来年3月まで試行されることになりました。
 トリトンと万葉線株式会社が試験調査をしたところ、沿線2カ所で電波が途切れたものの90%以上で送受信良好であった。また無線ルーターの設置場所として木製の長いすの下部が電波を通しやすく良好なことや電車のバッテーリーが電源として良好なことも分かった。
 情報の送受信容量や速度は、メールやテキスト情報の送受信に十分であり、小型パソコンやPDAの利用や沿線商店街のイベントや売り出し情報などの送受信が出来る仕組みも構築できるようです。
 
七夕祭りの街を行く万葉線車輌 高岡七夕祭り(8月1〜7日)に末広町(JR高岡駅前のメインストリート)を走る万葉線電車(愛称 ねこ電車のペインティング車輌)

 
* 万葉線は現在11車輌ありますが、導入車輌は今後検討される見通しで、本年11月に高岡市で開催される「中部地区路面電車サミット」でも万葉線の新たな挑戦が注目を集めることになりそうです。
* 列車へのモバイルインターネットは、昨年の日韓ワールドカップサッカーの期間中、新東京国際空港と首都圏を結ぶ「成田エキスプレス」で初めて導入された経緯があります。


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