慢性腎不全とは、腎機能が低下している状態のことです。慢性の腎機能不全状態の略ですね。原因は様々ですが、一般的には、進行性で、機能が1/10にまで低下すると透析治療の対象になります。つまり、一生のお付き合いとなる病気といえます。長いお付き合いとなるのですから、自分を導くパートナー(医師)の役割はとても重要です。自分の病気のことをよく知っていて、自分と一緒に病気と向き合ってくれる先生、もちろん話しやすく、いろんな相談にも乗ってくれる先生・・・・。
それこそ結婚相手を選ぶような慎重さが必要です。
では、どうすれば巡り合えるでしょうか?
答えは意外と簡単なのです!
腎臓病教室を定期的に(あるいは、年間計画として)開催しているところを探すことです。
保存期の慢性腎不全治療には厳格な血圧や食事の管理が欠かせません。つまり、自己管理なくして腎不全治療はなりたたないのです。そのためには、腎不全に対する充分な理解が必要です。
あなたが自分の病気を理解し、あるべき生活に納得するための情報提供の場が『腎臓病教室』です。あなたにお伝えすべき情報量はたいへん多く、残念ながら、一般の外来診療時間内ではとうてい足りません。また、腎不全治療については、繰り返し、繰り返し、充分時間をかけて、じっくりと説明してはじめて、大切なことが伝わるという現実があります。だから、腎臓病教室を設けてこのような努力を行っている病院や先生を探せばよいわけです。
(厚生連高岡病院の腎臓病教室のご案内)
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