差し伸べて、届かないどころか。 差し伸べることさえできなかったリーマス。 彼は得ては失い、これが2度目の喪失です。その辛さも孤独も痛いですが、ジェームスの時は離れていたがために詳細がわからず、混乱しましたが「間に合わなかった」という思いもあったことでしょう。でも今度は彼の目の前で起きました。その場にいて、杖を持っていたにもかかわらず、何もできなかったという事実はどれほどの苦しみでしょうか。その後の会話も何もかもが、ハリーとの学期末の別れの、爽快に感じるはずのシーンすらどこか虚ろに聞こえます。
(Photoshop/04.09.04) ※ Please do not use these pictures in any other site.