つぶやき・・・・60


経営者の徳

    司馬遼太郎が歴史小説のなかでいう。

  「網元自身の欲がありすぎては漁師たちの心が冷えてしまう。逆にあまり無欲だと漁師に食われてしまい、次々に網を用意していく資力に欠けるようになる。この欲と無欲のあやめについて、網元の家は部落共有のものだと思え。」

  「漁師から聞いたところでは大船の船頭というのは、陸では見当たらないほど徳者が多いという。
  配下に欠点があれば人の前では言わず、目に余れば陰に呼んで本人に言い、それを言うときも欠点の片面である長所をはっきり認めてやり、それでも直らなければ船から降ろし、他に暮らしを立てる面倒まで見てやるものだという。」

  ・・・・・・食べ物を分け合って、仲間といっしょに食べるのは人間だけの特性であるよ。この特性を失う企業、この特性を忘れた経済!
 


2009.3.3


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