自由奔放に本音で生きてきた、滅多にいない“自然児”というべき友人が随分大胆な子供の育て方をした。いうなれば昭和30年代の子供の育ち方を期待したのだ。家にテレビやゲーム機はない、年間を通じてろくな冷暖房をしないなど、彼自身がおかれた生後18年間の家庭環境を再現したようなもの。二人の子供はたくましく成長し、国立大学の医学部、歯学部を卒業し活躍している。
30年代の子供たちといえば、貧乏を苦にする必要もなく、素直な夢を沢山食べて生きることができた。ここでいう夢とは人が人らしく生きること。
しかし、今日では、若者の多くの夢は傷を残して消える。教育や学問の分野でさえ夢を食べると中毒を起こす。友人の子息は、夢を描き、その毒を処理する価値観をも父から学んだからで、彼の子弟教育は一般化できないだろう。
大分県の先生もどきに聞かせたい。
2008.7.25