大量消費があってこそ成り立つわが国の生産構造では、勝者が一人になるまで戦わねばならない。いや、その一人もグローバル化のもと消えるやもしれない。猛烈に発展を遂げている近隣諸国に対して大量生産という武器だけでは立ち行かないことになろう。次いで手をつけたのが人件費の削減。その結果、労働の質、生産活動の質は低下の一途をたどっているという。
国際競争力を支える人的能力が底をついていることに気がついたころは手遅れ。
工業生産が世界で通用しなくなれば、海外に依存してきた食料も調達できなくなる。慌てて食糧を自給しようにも農地、農民の能力は再起不能となっている。
衝突、沈没を予知できても方向転換が間に合わないタイタニック号に重なる悪夢。
2007.10.23