つぶやき・・・・26



獣医学は動物のためばかりではない


  獣医師になろうというきっかけは、“動物のお医者さん”とか“広大な牧場へのあこがれ”というのが一般的でしょう。

  ところが、このごろ趣きの異なる学生がいます。物質文明に溺れる生活に疑問を抱き、人という生物のあるべき姿を追求する手段として獣医学を選び大学に入ってくるのです。解剖学、生理学、病理学、動物行動学、伝染病学・・・・などから人と動物を比較するとか包括的に眺めようというところでしょうか。

  こんな課題をもって学問するのは、獣医師になろうとする実学からみれば知的道楽あるいは人類の足元を照らす究極の獣医学というべきでしょうか?

 それにつけても、多様な分野で働く獣医師それぞれがこうした課題を懐に忍ばせ、ときには世に発言してもらいたいものです。  


2007.8.5


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