つぶやき・・・・23



食肉の偽装

  肉が日常的な食材になったのは古いことではありません。また日本の畜産の歴史も極めて浅いのです。日本の「農業」という言葉のなかに未だ「畜産」はないのかもしれません。また、畜産物は生産者の手を離れた時点で畜産物でなく商品と化し、生産の現場は消費者と実に疎遠な関係になり理解されにくいものになっています。

  スーパーマーケットの食肉売り場を動物の死体の山と感ずる人がいないのがその証拠といえるでしょう。動物との関係を見ないようにした歴史もあります。同時に畜産物に関する消費者の目も養われていくことはなかったのです。ヨーロッパの知人は、日本人は肉,牛乳、卵が大好きだけれども、「畜産、畜産物には程遠い人種」と言い切るのです。

  食肉に関する消費者の未熟な目がその偽装を許してきたともいえるでしょう。


2007.6.27


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