つぶやき・・・・215

   

“ことば不要の世界”

                                                            
                              八千草薫:ただ自然の中に身をおいて、四季を感じ動植物と触れ合う。
                              そんな時間が私にとっては何よりの宝物なのです。

                              このような高貴な空間では言葉は要らないのかもしれない。
                              私なんぞも女房とは顎で用が足りる。これは高貴ではないが。
                              動物としての人間同士なら言葉は少なくてもいいようだ。

                              だが、距離のある人との間でこそ言葉が必要になろう。
                              ところが、昨近では、回転寿司の店、タブレットで注文するチェーン店、キャッシュレスなどの店では、店員と会話なしでことが済む。
                              なんと便利なことよと感心する。
                              しかし、こうした"便利"が、子供たちが本を読まない、友達との会話が少ない、ゲーム依存に拍車をかけているようだ。

                              その延長上にある現象! ・・・教室でノートをとるとか、メモをするという作業が下手になっているという。
                              そのうち気の利いたロボットと会話をする塾なんぞが繁盛するかもしれない。


           

2020.1.14

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