つぶやき・・・・181

 

 


”飼い主の分身となった猫”

                                                                                                        
                             一人暮らしの高齢女性が介護施設に入る決断をした。
                             しかし、ともに生活していた猫ちゃんを施設に連れて行くことはできない。
                             これも高齢で余命幾ばくもない。どうしよう?

                             相談を受けた動物病院の女性院長は、それじゃ私が飼いましょうか、と提案した。
                             数日後、女性は院長の案を断った。
                             もし、先生のところで猫が幸せに生活するなら、私は猫に会いたく、いてもたってもいられなくなり施設を抜け出すだろう。
                             それでは、先生や施設に迷惑をかけてしまうことになると嘆く。

                             結局、涙を飲んで猫の安楽死を選んだという。猫ちゃんは高齢女性の心の中で暮らすことになったというわけだ。
                             その後、お礼の手紙が院長に何度も届いたとのこと。

                             最近の犬猫は、愛する対象でなく、家族でもなく、飼い主の分身へと深化を遂げているようだ。                     

                                                                                       

2017.6.12

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