つぶやき・・・・175

 

 


家族円満の使者

                                                                                    
                             夫婦仲が芳しくなく会話は少ない。小学生の子供二人もいつの間にか口数が減り表情が乏しくなっていった。
                             こんな家庭の奥方は心の置きどころがなく、かつて実家で飼った猫を思うようになった。

                             県の動物愛護センターに問い合わせると、最近は猫の持ち込みが少ないうえ、希望者が多いとのこと。
                             彼女は近隣県のセンターにも探りを入れ、ついに150km先の動物愛護センターで子猫を貰い受けた。

                             子猫の世話をし始めると男の子が手伝った。やがて猫を自分の布団の中に入れて眠るようになった。
                             そのことも含め食卓で猫が話題となり、会話が弾んできたという。

                             人と犬猫の付き合いは果てしなく長いが、家庭における犬猫の立場は急激に進化したようだ。

                             人間の精神的栄養失調が重くなり、犬猫がそれを埋めているのか。ま、すごい効用だ。                                                                                                      


2017.1.5

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