つぶやき・・・・173

 

 


農業補助金の欠陥

        
                                                        
                             太平洋連携協定(TPP)承認案と関連法案審議で臨時国会が賑やかだ。
                             TPPが低い食料自給率に与える影響についての議論があった。

                             国は自給率向上に膨大な補助金を交付してきた。
                             しかし、生産現場では補助金取得が目的化して、自給率改善に結びつかなかったと農水省はいう。
                             また、補助金をつけて奨励されてきた米粉、飼料イネ、飼料米などの作目が生産者の主体的な意欲を刺激しただろうか。
                             しっくりしないが、補助金をもらって経営の帳尻を合わせたいというのが本音ではなかったか。

                             ところで、補助金を手に入れるには様々な要件をクリアし、当局との面倒な文書往復の手続きが必要となる。
                             さらに適正に補助金を使用したことを会計検査で示さねばならない。
                             こうした一連の手続きは普通、生産者にとっては困難で地方行政のサービスにおんぶせねばならない。

                             こうして補助金に縛られる結果、生産者は本来の生産意欲、工夫する力を失ってしまう。
                             公金を使うからしょうがないとも言えるが、国が意図することが生産者の心に響かない。

                             結論として、「生産者の販売価格に下駄を履かせるだけでよいのでは?」
                             これは日本では発想しにくい。デンマークの知人が指摘したこと。
                             厄介な補助金の申請や交付の手続きはなくなる。地方行政はもっと高度な場面で能力を発揮すべき。
                             生産者の心意気を盛り立てることになろう。
                                                           

                             そもそも "補助金"という言葉は、生産者に快く響かない!                                                                        


2016.11.5

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