つぶやき・・・・152


稲作が育んだ県民性

                                                                
                             富山市内で志の輔の噺を聞いた。 テーマは富山県民性。                            
                             師匠の故郷である富山県人は概して、自慢しない、遠慮っぽい。
                             その一方、工夫したものづくりや商いが上手といった特性を見事に語ってくれた。
                             よくぞ、県民の心の重い扉を開けたものだと落語の醍醐味に浸っていた。

                             このとき、隣席の知らないおばちゃんが大変であった。志の輔にかくの如く心の臓を掴んで揺さぶられて悶絶! 
                             なにせ、自分も知らない自分の腹の底を見てしまったのだ。席から立ち上がり涙を流して喜び、小生の背中をボンボン叩いてくる。
                             そして、ともに感激する私も叩かれて苦にはならない。

                             寒くて日照時間の少ないこの地において、富山県民は、古くから稲作の共同作業をすすめるため近隣に気を遣いながら精を出した。
                             今日、農業に従事する県民は少ないが、こうした稲作が育んだ県民性が ”幸せ度日本一”(法政大学発表)の富山県を築きあげたのだろう。

                             志の輔は、「気の毒な」という感謝とお詫びの意を含む方言がそこいらの象徴という。
                             かくして我を出さず、協調、連帯する県民性を培ってきた。                                                                             

幸せ度
                               

2015.4.6

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