................................ つぶやき138

つぶやき・・・・138

 


                                    嘘つかないから学者は尊敬される

                            
                             バブルの後遺症というべきか、拝金主義、節操ない競争主義に陥った我が国民の価値観。
                             これが学問の世界をも犯し、一部は地に落ちたようだ。      

                             3月15日の天声人語が兼好法師を引用。
                             学問をしなさい。そうすれば自分を誇らず、友と争うべきでないことがわかる。
                             重職を辞し、大きな利を捨てることができるのも学問の力だ、と。

                             筆者が、牛の受精卵を扱い始めたころ、この卵が借り腹で牛になることに神々しい感動を覚えた。
                             やがて、こうした技術がクローン牛の作出に発展していくが、産業界で実用化することは許されなかった。
                             消費者も頷かなかった。そして、技術開発者の倫理感はこれを受け入れた。

                             生命科学に携わる者は、神々の世界に立ち入るという敬虔な感覚、倫理感を踏まえなければならない。

                             ”金”や”栄達”で動かぬ学究の姿があってこそ学者は尊敬される。そんな世であって欲しい。


2014.3.25

トップページへ戻る