つぶやき・・・・109


氏神さま

  氏子総代を仰せ付かってしまった。当初は地域のみなさんのお役に立つことと思った。

  隔日くらいに境内を見回り、時には刈り払い機をもって除草を奉納することもある。静かな氏神さまの杜で一休みする平穏は我が身には至福の一時だ。決して地域のみなさんにではなく自分のお役に立つ。

  氏神さまは暮らしのそばにあってひとと自然を結びつける絶好の場となることが分かる。狛犬か獅子も一役買っている。

  犬を連れた老人が拝殿に深々と一礼し柏手を打つ。犬の前足を持って柏手を打たせる。何とも神々しいコンビだ。どうかその願い事あるいはその凛々しい心意気が実を結ぶようにと祈る。

  かつては人々が神々を通して畏れた自然、野生動物を、暮らしのなかに一体となって親しんでいるように想う。 これが日本人と氏神さまとの関係でもあろう。


2012. 5.6

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