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コロ太写真集

コロ太のスナップ集です


『我が家にやってきた日』 2004.7.3
富山市の生家から我が家にやってきた日。
始めてのドライブ。
1時間も車にゆられて車酔い。
急に親元から離されるとさびしくなるかと思い、写真のアヒルちゃんに母犬のにおいをつけてきた。
「お母さん、小さくなっちゃったなあ」
とか思ってるんだろうか。
途中の車内、車酔いで疲れ果ててねむるコロタ。あくびを連発してたけど、あとで本を読んだらストレスがたまったときにあくびをするらしい。
変な姿勢で熟睡。苦しくないのかなあ。
まずは、ご苦労様な旅だったなあ。
到着。とりあえず、なでる。
なでる。なでる。なでる。
まだ子供なので毛がすごくフカフカだ。
これからフカフカなものの単位を「1コロタ」にしてもよいと思う。

ところで写真のサイズがまちまちなのは、飼い主がPCを使いこなしていないから。
よくわからないんだよな、ほんと。
最終的には外に犬小屋をおいて飼うつもりだけど、まだコロタは小さくて弱い。柔らかさも1コロタである。しばらくは室内で生活することになった。玄関のわきの部屋に犬小屋を置いて。柵でかこって。

おい、なんだそのポーズは。
コロタの食事。ものの本によると、もらわれてきたばかりの仔犬は環境の変化にとまどいたいへん緊張しているので、最初の数日はごはんをあまり食べないらしい。しかしそのことはあまり気にせずに、と書いてあったので「なるほど、そういうものか」と思ったものですが、それをあざ笑うかのようなコロタの食いっぷり。
・・・・・・よいね。
庭にて。はるか故郷を想い、ひとり憂いに沈む・・・というのは今適当にでっちあげただけですが、この写真はなんだかそのようにも見える。まだ仔犬で顔のかたちも犬というよりタヌキに近いような。それでもコロタはオットコ前だなあ、と思う。
実際のところ、なにを考えているのか?
たいていの猫はなにかたくらんでいるように見えるけど、たいていの犬はなにか思索にふけっているように見える。
寝るコロタ。そのまんまであるし、なにか芸をしているわけでもない、なのに目が離せないのだ。寝て、起きて、歩いてかじって、という動きがいちいちおもしろい。変な言い方になるけど、「うわー、よくできてんなーコレ」というかんじである。こんな小さな体にひととおりの機能が備わっていて、それが次第に成長してゆくということが、ほとんど奇跡的なことのように思えるのだ。
「うわ、歩いた!」「うわ、おしっこした!」
デジカメのデータはすぐにいっぱいになる。
コロタのおすわりポーズ。といっても、このときは偶然すわっただけだけど。この写真だとよくわかるけど、コロタは前足が先だけ白くなっている。「くつした」とかいうらしい。
コロタの名前を決めるにあたって、いろいろ候補をあげたときに父が「くつした」「ソックス」などと言っていた。悪いけど即却下した。だって「くつしたの散歩に行ってくるよ」なんて、頭のおかしい人の会話じゃないか。
ちなみに、外国の犬だったら名前は「ピート」にしようと思っていたのだ。「夏への扉」という小説に出てくる猫の名前。ピート・タウンゼントのピートではないよ。
「コロタ、海へ行く」と題して写真を何枚か。
僕とコロタと中庭で。
とか言うと、ポール・サイモンの「僕とフリオと校庭で」みたいですね。「僕と不良と校庭で」というマンガもありましたね。「僕とジュリアーニと校庭で」というシングルを出したのはどのバンドでしたかね。なんの話でしたかね。
こんな風にわりかしひらけた場所で、人間と一緒に写るとほんとうにコロタは小さいなあと実感できます。おもちゃのボールに目がくぎづけ。サッカーボールを出してやると、敵だと思ったのか警戒姿勢でワンワン吠えかかりました。

ところで飼い主はダッセーTシャツ着てますね。

コロタを洗う。
濡れ鼠。
犬だけど。
で、シャワーできれいになったのもつかの間、コロタは草むらにかけこんで行く。やめて。
夏だから特にヒンヤリした場所が好きなのだろうけど、基本的に草むらが好き、というのはあるみたいだ。安心するのか、オシッコやウンコもよくここでする。この写真はオシッコをしているところ。なんだか悲しいような顔をしてこっちを見るのだ。
充電中。
発射!(かみつく)

コロタはよく噛みつく。ゆくゆくはコイツも大きくなるのだし、そうなったときに噛みグセがついたままでは飼い主たち人間も、コロタ自身も不幸になる。だからしつけはしなくてはいけないのだけど。
でも飼い主は、子供のうちの多少のガブリは仕方がないかもと思っている。というのは犬の場合、足は体を支えるためにあり、しっぽはふりふりするだけで、自在に扱える部分が口しかないからだ。感情のたかぶりが、まず口に出てしまうのは自然なことだろう。それを叱ってもなあ・・・でも痛いんだよなあ。
散歩の途中で、白い犬を連れた飼い主さんに会った。犬は成犬で、見るからに元気いっぱい、それでいてやさしそうな犬だ。コロタが大喜びするので引き綱をはずしてやると、白い犬を追っかける。白い犬はからかうみたいに逃げる。追う。逃げる。
そのうち白い犬は海のなかに入ってしまった。水を怖がらないし、泳げるみたいだ。
写真は、「はやくあがってこないかな」の図。暑いんだから、コロタも泳げばいいのに。

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