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群馬県神流町(瀬林層)
白亜紀前期アプチアン
竜盤類・獣脚類・オルニトミモサウルス類類
仙椎骨
神流町恐竜センター / 仙椎骨、実物大模型
1981年,当時の横浜国立大学大学院生・中島 秀一 氏と国立科学博物館の加瀬 友喜 研究員が,群馬県多野郡神流町(旧・中里村)の山林で巻貝化石調査中に発見.のちに仙椎部分の骨と分かった.長さは20cmあり.鼓形をしている。発見場所付近が山中地溝帯と呼ばれていることから、その標本は山中竜と名づけられた。
1999年,この標本をオルニトミモサウルス類のものであるとする論文が発表された.
ガリミムス( Gallimims )に近縁であるという説がある.しかしながら,ガリミムスの生息年代が約8000万年前(白亜紀後期)であるのに対して,サンチュウリュウが見つかった地層が1億1000万年前(白亜紀前期)のものであり,時代的な開きが大きい.
年代を考えると,サンチュウリュウはモンゴルのハルピミムス( Harpymimus )のような原始的なオルニトミモサウルス類だったのかもしれない.
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