仮面ライダー555。 555(ファイズ)の姿を初めてみたときは、 その扇風機型ヒーターみたいな顔になじめなかった。 今回の仮面ライダーはベルトさえ持ってれば 誰でも変身できる、いわゆる強化服で、使う人によって 正義にも悪にもなる。だから名前を555という 無機質な感じの数字で表したのか。 全体のストーリーは ちょっと冗長、というか、回り道しすぎ。 もっと短くまとめられたはずだ。 2年前の仮面ライダーアギトを見たとき、 仮面ライダー枠で、永井豪のデビルマンを やろうとしているのではないかと 思ってたが、今回もまたまたそういう感じ だった。アギトのリメイク感強し。 同じ脚本家だからか。 アギトで人間が突然怪人化する設定を、 今回の555ではさらに進めて、 「怪人対人類」にまで話をでかくした。 でもそれデビルマンだし。 ほとんどマンガと同じシーンもあったし。 2人の主人公、人間と怪人の間を揺れ動く 乾巧と木場勇次も、デビルマンの 不動明と飛鳥了をモデルにしたようにみえる。 映画版の「仮面ライダー555パラダイスロスト」は テレビでの冗長な部分を省いてまとめてあり、 また、テレビ版とは全く異なる世界設定も、 テレビ版を 観てない人が、 映画単体として観るには都合がよい。 まずはこっちをおすすめ。派手だし。 2004/1/24 |
バンダイのソフビ。 怪人オルフェノク族は 全て白か灰色かの単色で、 テレビでは映えないが、 こういうソフビなどでよく見ると、 そのディテール、デザインの よさに気づく。 |