俺的2008年映像大賞
★★★★★=最高
★=最低
「スウィーニートッド」★★★いきなり歌。そのあとも歌続き。ジョニーデップ声ガラガラでいい感じ。映像の白黒具合もいい感じ。ティムバートン爆発。
「サマータイムマシンブルース」★チンケな事件ばっかり。決まってる未来の枠にすべり込む、というのは新しいかも。
「それでもぼくはやってない」★★映画としての派手さに欠ける。ラストも現実的すぎるきらいが。
「グエムル」★★コメディ?こんなの怪獣映画じゃないじゃん。変な家族の物語。
「スカイハイ劇場版」★また新たに変な設定持ってきて、みんなそれに振り回されている。日本刀ブンブン。3つの行き先の選択はほとんど無し。「おいきなさい」も1〜2回しか言わない。
「タイムマシン」★★★H.G.ウェルズの孫が監督。30万年先なんて未来すぎてつまんなそう、と思ったが、まあまあいいんじゃないの。
「クローバーフィールド」★★画面ブレすぎ。手持ちビデオカメラのスイッチの入切が、カットの繋ぎになってる。ブレアウィッチでもやってたことだが。
「太陽を盗んだ男」★★★沢田研二、菅原文太、若い。ワイルドだ。公開当時観ていたらよかったか。ワイルドになれたかも。しかし無茶な話だ。
「仮面ライダーThe First」★ひとつひとつのアクションはレベルの高いことをやっているのだが、なんか派手じゃない。リアルな技斗を目指したのかもしれんが、逆にジミっぽくなった。
「マダム・トゥトリ・プトリ」★★モデルアニメ短編。実写の目玉が合成してあり、モデルアニメ臭くなくて奇妙。照明もすごい。
「ピーターと狼」★★モデルアニメ短編。背景とかいろいろ合成してあるらしい。
「ハチミツとクローバー」★★実写映画版。やっぱり途中で終わってる。マリオとルイージを実写にしたのはよい。森田先輩はテレビ版よりはよいな。
「ランボー最後の戦場」★★話簡単。ラストがランボー1の最初のシーンの対比になっているのか、泣ける。
「ファイナルデッドコースター」★★ファイナルデスティネーション3。悪い意味で1のリメイク。解決方法のネタ切れか。
「オリヴァツイスト」★★★デビッドリーン監督版。犬演技すげー。フェイギン、アレックギネスかよ。全然わかんなかった。ようやく以前テレビ版で途中まで観た、オリバーの産まれる前と話が繋がった。
「オリバーツイスト」★★★ロマンポランスキー監督。当時の風景の再現もスゲエ。この映画では出生はカット。セットや俳優のメイクなど、デビッドリーン監督版にかなり似ているのは、リスペクトか。
「Freedom」★★★アキラのリメイクのよう。コマーシャル版を補強する感じ。若者のエネルギーが世界を変えるのだ。かっくいい。
「インディジョーンズ.クリスタルスカルの王国」★★内容はいつもといっしょ。普通におもしろい。カーチェイスとか馬鹿なことやってるわ。おもろい。
「ゲゲゲの鬼太郎」★ウエンツ瑛士主演。どうせこんなもんだろうなあ、と思っていたとおりの映画。
「チャップリン給料日」★★再見。あいかわらず笑う。ラストカットが初めて見るものだったので驚く。
「チャップリンサニーサイド」★★再見。笑う。観たはずだがあんまり憶えてなかった。
「チャップリンのらくら」★★再見。おもしれー。
「チャップリンの一日の行楽」★★再見。船の揺れるとこのカメラはどんな風に動かしていたのだろう。
「チャップリン ライフアンドアート」★★秘蔵映像もあってよし。
「隣人13号」★★★。ラストはマンガとちがうようだが、映画のほうがいい。
「ホームレス中学生」★★★テレビ版。大人になるとこまではやらないんだ。
「崖の上のポニョ」★★★★第一印象。宮崎駿はキチガイだ。いったいひとりの人間の頭から、あんな奇妙なイメージが湧きまくるものだろうか。映像的には、動きがフルアニメ的で、アニメ創生期くらいを思いおこさせた。ストーリー的には単純。設定的にはわけわからん。しかし、これは宮崎監督が頭に描いた「映像怐vを観る映画だからよいのだろう。
「サイドカーに犬」★★ひと夏で大きな影響を残して行ったヨーコさん。
「SAW3」★★★全然別の話が並列していると思ったら、最後に繋がった。SAW1〜3でひとつの繋がり。なかなか。
「ゲッタウェイ」★★★スティーヴマックイーン逃避行。
「ダークナイト」★★★2時間半もあるのか。なげーなー、と思ってましたが、あの内容だとそれでも短い感あり。小説で読みたい感じ。
「デスノート:リライト2」★★アニメ版総集編2。父の話ごっそりカットか。
「ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟」★★宇宙人たちが、それぞれ、昔やってたことをそのままやってくれるので、なつかしい。CGウルトラマンにはやはり違和感が。
「パフューム」★★★★なんという怪人。バットマンにでもでてきそうな。アランリックマンがスウィーニートッドと同じ格好してて、まぎらわしい。
「男たちの大和」★★★まあまあ。
「新SOS大東京探検隊」★もっといろいろゴタゴタした地下をあちこち行って欲しかった。
「墨攻」★★★天才のいろんなパターンの戦術披露映画かと思ったが(その通りでもあったが)戦後の政治的謀略もあり、色々虚しい気分に。
「七人の弔」★★ダンカン監督。子役だと演技的になかなか難しいものがあるな。
「アイアンマン」★★★適度なギャグ、適度なストーリー、適度なシリアス、適度なCGで超普通。
「となり町戦争」★★殺し合いも業務。戦争状態では感情は封殺される。
「茄子 スーツケースの渡り鳥」★★★ペペとチョッチがルパンと次元のようだ。
「非現実の王国で」★★★ヘンリーダーガー伝記。孤独から生まれた壮大な物語。孤独だからこそ、そこに行くしかなかった王国。
「つみきのいえ」★★★★短編アニメ。歴史がそのまま目に見える形で残っている。これはいい話。外国のアニメかと思ったら、日本のアニメだった。
「怪談」★★親が悪人だったら子もその咎を受けねばならんのか。ユーレンが黒木瞳なので、怖くない。
「グラディエーター」★★★将軍を中心にしてまとまるチーム的要素がうれしい。人望のあるやつはどこいっても人望があるのだなあ。
「300」★★★グラディエーターと重なるかと思ったが、そうでもない。あっちはドラマ、こっちはマンガ。300と王が魁となる。漢だ。
俺的アカデミー賞は、
「つみきのいえ」
2008読んだモノの俺的アクタガワ賞。
★最低
★★★★★最高
「自虐の詩日記」中谷美紀著★★★映画自虐の詩の撮影日記。芝居を見たり、日本舞踊やったり、お花やったり、料理したり、勉強のため色々やってますな。
「老いてこそ人生」石原慎太郎著★★★老いに抵抗しろと。
「アイズ」鈴木光司著★★お前の思いこみじゃねーの、という感じのオチが多い。
「虚空に向かって猫が啼く」西浦和也著★1ページから4ページくらいの短い怪談集。ページごとに設定が変わるので、いちいち頭を切り換えなくてはならず、読みづらい。
「約束」石田衣良著★★★いい話だなー、という短編集だが、出来すぎというか、作った感ありすぎ。
「父と子の約束」渡邉美樹著★★★ワタミ社長著。いいこと書いてある。折々に読み返すと、やる気が出るであろう。
「少年時代」ロバートRマキャモン著★★★★★すげーいい。キングのスタンドバイミーやITが映像化されるのになんでこれはされないのか。
「ゲドを読む。」糸井重里がなんかした、広告文庫★★★宮崎ゴローのインタビュー、死と生の問題をそのままやっても観念的で面白くない。と。
「グインサーガ119〜124巻」栗本薫著★★★また新たなネタ、新たな人物。なんで当初終了予定の100巻も越えた今からこんな伏線張るのか。200巻になっても終わらんぞ。
「シンプルプラン」スコットスミス著★★★★★映画とちょと違う。兄がデブ。映画より罪の意識のが大きい。
「野球愛」萩本欽一著★★★運が悪かったら、いいことがある。運の総量は決まっているという欽ちゃんの考えは、そのまま野球にも反映される。
「マドンナ」クライブバーカー著★★★昔読んだ別の本の、スプラッター極まる感じに、ああ、こんなもんか、と読まなくなったが、これはホラーな感じでまあまあよかった。
「俺が、つくる!」岡野雅行著★★★★時代の先読みをして、仁義を守り、お金はかけてもいいから、マジメにやれば儲かると。
「火葬場より」山口奈津江著★★普通にブログだな。やっぱ火葬場にユーレンいるんだ。
「北壁の死闘」ボブラングレー著★★★こういうドラマが来るのだろうと予測をしていたら、どんでん返し。山登りの知識は少しはあったが、別になくても楽しめたろう。
「仏陀の鏡への道」ドンウィンズロウ著★★★ニールケアリーシリーズ2。中国が舞台とはタイムリー。九龍城塞の描写とか怖い。文化大革命の描写も怖い。
「高く孤独な道を行け」ドンウィンズロウ著。★★★★ニールケアリーシリーズ3。3作の中ではこれが一番おもしろかった。
「模倣される日本」★最後のとこでちょっとうんざり。
「夏の滴」桐生祐狩著★設定変すぎ。子供年齢設定もおかしい。
「コンビニたそがれ堂」村山早紀著★★名倉靖博挿し絵。
「死の姉妹」短編集★★女吸血鬼短編集。子供の姿の吸血鬼の中身まで子供というのはいかがなものか。
「双生児」江戸川乱歩著★★オチがイマイチ。
「タナトスゲーム」栗本薫著★★女には自分を中心とする、自分が主人公となる世界があるのだろう、と常々思ってはいた。自分を受け入れてくれる世界を持たなかったものがヤオイに走るのか。
「僕の妻はエイリアン」泉流星著★★★自閉症の妻との日々をつづったもの。予定が変わるとイライラしたり、理由をつきつめないと納得できなかったり、俺にも自閉症的素養があるのではないか。あとがきで超驚く。それがオチか。
「脱デブ」岡田斗司夫著★★★食べたものを書き出す、だけでやせるとはなぜかの謎を解くために購入。書き出すことによって自分自身を意識して、意識せず自分自身を律するということか。腹八分目が大事。
「人間失格」太宰治著★★★弱い人間は浮かばれないという話か。
「泣いた赤鬼」浜田廣介著。★★★さすがに色んな話のモトネタらしいのがいっぱい。
「影が行く」短編集★★★色んな話があって、ミステリーゾーンを見てるみたい。実際ミステリーゾーンで放送されたやつも収録されていたが。
「墓地を見下ろす家」小池真理子著★ユーレンやりすぎだろう。
「20世紀の幽霊」ジョーヒル著★★★某アニメ監督の息子は才能を受け継がなかったようだが、スティーヴンキングの息子は文才を受け継いだようだ。
2008年俺的アクタガワ賞は
スコットスミス「シンプルプラン」
今さらか。
トップページへ