2004年俺的映画大賞
★=最低 ★★★★★=最高

「R.O.D.」★★★。OVA全3話。敵役が過去の偉人たちなのだが、リリエンタールとかファーブルなんか子孫がいるんじゃないのか。ご先祖さまを悪者にされて文句出ないのかね。
「茄子アンダルシアの夏」★★★。原作にはない場面もうまくはまってた。
「和製喧嘩友達」★★。小津安二郎サイレント。当時の風景などに見る価値あり。
「ハー・オウン・ルールズ」★★。33歳になってシワの増えた、大草原の小さな家のローラ役だったメリッサギルバート主演。大草原は日本語吹き替えで観ていたから、英語だとちょっと違和感あり。なんか安いロマンス小説みたいな話だ。
「仮面ライダー555パラダイスロスト」★★★★。設定を全く変えて、冗長なテレビ版を凝縮した感じ。まとまっていてたいへんよろしい。派手だし。
「首都消失」★★。特撮はよかった。
「ウォレスとグルミット危機一髪」★★★★。短編集。見せたいアイディアがあるんだ、と思わせる。おもろい。
「cube2」★。わけわかんない。今回増やすのは時間軸だけにしとけばよかったのにな。
「BLOOD the last Vampire」★★★。は?もうおしまい?短っ。絵はきれいなのだがな。
「たそがれ清兵衛」★★。話はわかった。でもつまんないなあ。
「スパイキッズ3D」★★★。ロドリゲス解説があいかわらずおもしろい。ホームビデオのヒントを示した映画教室なんてのも特典ではいってたりして。Have fun.Be creative.だってさ。いいこと言うなあ。
「つばさ」★★★。サイレント作品。第一回アカデミー賞の作品賞だそうですよ。歩兵と飛行機が共同で戦っていた時代か。空撮、特撮、ドラマもあり。
「座頭市」★★★。たけし。わかりやすい。エンターテインメント。
「アリーテ姫」 ★★。テーマが前面に出てき過ぎ。人物、舞台設定、せりふ、すべてがテーマのために作られたと感じる。
「フレディvsジェイソン」★★★。昔やってたことをまたくり返しているだけ。最新技術という武器はあるが。両者の対決を本当に”対決”として描いたのはよい。
「おばあちゃんの家」★★★。やなガキが自分と重なって思えてヤだったよ。メイキングを見てちょっと萎える。おばあちゃん演技かよ。家もセットかよ。あたりまえですけど。
「黄泉がえり」★★★。生き返りと聞いてまず、生命保険の返還とか、口封じでコロしたヤツが生き返るとかいうことを思ったわしは怪しいひとか。柴崎コウの歌長いよ。
「マトリックスレボリューション」★★。結局わかんない。1でやめとけばよかったのに。映画の設定の現実の世界が映画という世界の仮想現実CGであるのは笑える。
「犬神家の一族」★★★。犬神家初めて見た。テレビ版。稲垣吾郎主演。旧家の家柄とか世間体とかと、普通の人間の感情の板挟み。こういう話だったのか。
「キルビルvol.1」★★★。いい。音楽の使い方がうまい。どれもかっこよく聞こえる。
「リーグオブレジェンド」★★。ヒーローの頭数そろったあたりからつまんなくなってくる。キャラクターを確立し終える前に裏切りとか変則的な状況を持ってくる。それじゃついていけないや。
「HANA~BI」★★★★。つまらないと聞いていたのだが、おもしろいではないか。いい話だ。
「子連れ狼 三途の川の乳母車」★★★。キルビルのモトネタ。次から次へと刺客が。それだけの話。それだけの話の映画が成り立っていたというとこがすごい。
「ラストサムライ」★★★。よく外国映画に見られるヘンな日本でなくてよい。
「回路」★★★。そんな怖くなかったな。
「ボウリングフォーコロンバイン」★★★。米国はマスコミにより恐怖で洗脳されているという。自分の立場を誰かに奪われるかもしれぬという恐怖。
「スペースカウボーイ」★★。プラネテスみたいでいいかもと思ったんだが、なーんかつまらん。特に後半。
「冒険者たち」★★★★。アランドロン。映画が映画であった時代の映画だな。
「穴」★★。ソーラバーチ主演。証言によって二転三転てとこが黒澤明の羅生門みたいだ。
「トゥームレイダー」★★。舞台はゲーム版の順番通り廻っているようだ。ゲーム版にあった、自分のたどった道を振り返るという、あの感覚がない。
「フォーンブース」★★★★。コリンファレル1人芝居。
「ミトン」★★★★。モデルアニメ。動きがすばらしい。どうでもいい仕草をキチンとアニメートしてある。
「呪怨」★★★。一番最初のビデオ版。ぜんっぜんこわくない。時間軸あちこち飛ぶし。
「フイチンさん」★★★。標準点。それ以上でも以下でもなく。イデオンで主人公役の塩谷翼がジジイ役ってのに時の流れを感じた。
「挑戦」★★★。東京オリンピックのバレーボールの記録映画。カンヌグランプリと書いてあったが、本当か。回転レシーブ、回転レシーブ、回転レシーブ。しんどそう。ナレーション”あと1B届かなかったボールが、明日は届くかもしれない。その次の日はレシーブできるかもしれない。もしできなくても、厳しい練習の積み重ねのうえにいつかはレシーブできるだろう。そのときこそ不可能を可能にしたといえるのではないか。可能性というのはそれほど現実感に充ちた、ひとつひとつのつみかさねの中で初めて言える言葉なのです”。
「レジェンドオブメキシコ」★★★。ジョニーデップのほうが主役か。バンデラスとデップ、特に共演するわけでもなく、話が2つにわかれている印象。
「ロードオブザリング王の帰還」★★★。長いので、1時間分を3回、に分けて見たら感動が薄れた気がする。
「真夏の夜の夢」★★★。トルンカのモデルアニメの優雅な動き。オーバーラップを多用していたり、こうと決めた画がまずあった、という感じ。
「鳥の島の財宝」★★★。カレルゼマンのモデルアニメ。これもおもろい。
「妖星ゴラス」★★★。東宝役者総出演。パニックもの、プロジェクトXものとしてかなりいい線いってる。
「Run!Puffy!Run!」★★★。パフィーの音楽ロードムービー。海外の風景はもの珍しく、かっこいい。
「巨人伝説ライン」★★。声がこもってて聞き取りにくいし。
「ペイチェック」★★★。やー、ドラえもんのようだ。ユカイツーカイ。途中、演出で画面が一瞬止まったりしたが、DVDの不調かと思った。
「八月のクリスマス」★★★★再見。結末がわかってから見るとまたいい感じ。
「バイオハザード2アポカリプス」★★★。フツー。格闘シーンがアップとぱっぱっと変わるカットでみにくいし。
「スクール オブ ロック」★★★。ジャックブラックのキャラがおもろい。メイキングにでてきた本人もおもろい。
「イノセンス」★★★。現実が虚構だったら、という押井節全開というか、あいかわらず難しいセリフばっかりというか、それでも飽きずに観てしまうというか、そんな感じ。
「プルガサリ」。★★★北朝鮮の怪獣映画。ミニプルガサリがミニラ的に可愛い。巨大な力を持ったらそれを持てあますと。ゴジラと同じようなテーマだな。プルガサリヤーーー。 
「エルマリアッチ」★★★。再見。コメンタリーで見る。あとで細かくカットする手法など、低予算の秘密大公開。
「鉄甲機ミカヅキ」★★★。ようやく最終回が見れた。ナイキシューズみたいな戦闘服とか、ブリキのおもちゃみたいなロボットとか、ジャイアントロボくさいミカヅキとか、螢雪次朗とか、なつかしいという印象。3年前の映像か。ミニチュア爆破とかいいねえ。
「ヤンヤン夏の思い出」★★★。色彩へのこだわりを感じる。長い映画だが、退屈ではない。こいつはいい監督だ。
「愛しのローズマリー」★★★。映画がどうなるかというのは予測できるが、いい。
「ファイナルデスティネーション」★★★。アイデア一発勝負。最強無敵の新殺人ヒーローの誕生。
「リベリオン」★★★。これがうわさのガン=カタか。昔のジャッキーチェンに銃をもたせた感じだな。
「ピーウィーの大冒険」★★。再見。ティムバートンとピーウィーのコメンタリーで。共演俳優とロケ現場についてのものが多い。ピーウィーにもう孫がいるなんて。
「キルビルvol.2」★★★。vol.1よりおもしれえや。
「ビッグフィッシュ」★★★★。昔のティムバートンのようではないが、でも、よかった。最後涙出たりして。
「トラちゃんのカンカン虫」★★★。同時期の、舞台の芝居をみているような横に引っ張るだけの戦後の日本のアニメを頭ひとつ飛び抜けてる。
「頭山」★★★。はーっ。シュールだ。
「The Ring」★★★。リメイク版。ほぼ日本版のとおり。
「マッハ!!!!!!」★★★。最盛期のジャッキーチェンを彷彿とさせる。
「スパイダーマン2」★★★★。イバラのヒーロー道を歩むと決めた彼の足跡。涙でそうや。
「ゴジラファイナルウォーズ」★★★★。怪獣は、ヌイグルミとCGをうまく融合させてる。内容もハチャメチャで派手に盛り上がる。
「ハリーポッターアズカバンの囚人」★★★。またドラえもんのような映画。後半にはよくなるが、前半にあの早い展開はちょっと。
「ユンカース・カム・ヒア」★★★。リアルの世界で千と千尋をやったような感じ。絵もリアル。
「遠い空のむこうに」★★★。ジミーな映画だが、映画にして残さねばならない話だ。


どうかなあ。星4つつけたやつは全部いいかなあ。
「ビッグフィッシュ」あたりがいいかもなあ。今年はちょっと煮え切らない感じ。


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