私達にとって、死はいつの日か必ず迎えなければならないもの です。
    
             人生の終りが確実に近づいている状況(終末期)になった時、どのように生き、
             死をどう迎えるか・・・

    
                   私達が望む人生の終りを迎えるためにはどうしたらよいかを

      医療現場での患者さんや家族、肉親の方々の姿を通して、
考えてみたいと思います。

T はじめに

人間とはいつか必ず死を迎える存在です。死は人間(生物)にとって必然のものといえます。
このことは誰もが知っているけれど、この厳然たる事実をしっかりと受けとめて生き、死を迎える時に備えて、準備や心構えをして生きている人は多くないように思います
U 終末期
  • 終末期の定義
  • 終末期医療をめぐる論議の背景
  • 医療者を中心とした終末期の取り組みとその問題点
  • 終末期に関するアンケート
  • 終末期医療の対象となる疾患・病態および                           終末期医療の内容
V 悪性腫瘍(がん)末期患者さん
    終末期医療

  • 悪性腫瘍(がん)末期患者さんの終末期医療の特徴
  • 悪性腫瘍(がん)末期患者さんの終末期医療の現状
  • 具体的な余命告知がされない理由
  • 現在の終末期医療 : ターミナルケア
  • 終末期における延命の意義
  • 高齢者の末期がん患者さんの治療の現状
    *参考文献@ 下記

W 非悪性疾患(脳血管障害・認知症・      神経筋疾患・整形外科疾患等)患者さん      の終末期

  • 非がん(高齢者)患者さんの終末期の特徴と 問題点
  • 当院(慢性期療養型病院)における終末期の定義
  • 非悪性疾患患者さんの終末期医療
  • 「寝たきり+嚥下障害(+構音障害等)」患者さんの特徴
  • 非経口的栄養補給法
  • 非悪性疾患の終末期患者(高齢患者)さんにおける家族・肉親の対応の多様性
  • 非悪性疾患(脳血管障害・認知症・神経筋疾患・整形外科疾患等)患者(高齢患者)さんの終末期の現状
X 終末期を取り巻く医 療・介護環境
  • 国民総医療費増大と医療費抑制策
  • 国民総医療費増大に伴う医療費公費負担額増大               の要因及びその対応策
  • 医療機関・介護施設を対象とした医療費・                        介護費抑制策
  • 医療費・介護費抑制策がもたらすもの
  • 医療費・介護費抑制の医療・介護環境の中での                          終末期
     * 参考文献A 下記

 Y 終りに 
  • 延命の意義
  • 死の受容
関連書籍

@『ガン患者さんから学ぶ終末期
』                         A『“患者様”がもたらす医療危機
                                
〈桂書房〉                                           〈北日本新聞社〉