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施設の紹介

高岡市土地改良区施設の総括表  (平成28年4月現在)

 用 水 路 総延長 585,360m
 パイプライン 7,081m
 排 水 路 441,794m
 農   道 188,721m
 た め 池 箇所数 19箇所
 揚 水 機 22箇所
地 区 名 用 水 路
パイプライン
 排 水 路
 農  道
 た め 池
箇所
 揚 水 機
箇所
 備 考 
 般  若  野 50,888 1,410 46,475 32,297      
 東 部 用 排 水 6,435   1,057        
 五 十 玉 用 水 5,940            
 下八ヶ佐加野用水 13,751         3  
 長 江 用 水 11,620            
 中  田  町 25,069   21,493 7,796      
 醍     醐 33,898   20,944 2,814      
 小 勢 東 部 61,460   49,475 14,588   8  
 是     戸 35,592   22,465 4,117      
 太     田 17,682 885 14,812 11,853 9 4  
 東 五 位 北 部 28,920 4,786 30,397 14,575   4  
 佐     野 58,091   50,737 12,294
  1  
 国     吉 53,575   40,558 10,746 6 2  
 二     塚 47,965   43,453 18,761      
 戸 出 東 部 84,914   54,194 28,679      
 石 堤 西 部 6,157   12,338 13,107 4    
 福     田 32,117   22,272 13,331      
 立     野 11,286   11,124 3,763      
585,360 7,081 441,794 188,721 19 22  


下八ヶ佐加野用水について

 この用水は、古くは江戸時代の初め、安藤平九郎が加賀藩に願い出て、用水路の造成に取りかかり、10年余りの歳月をかけて、元禄2年(1,689年)に延長14kmに及ぶ用水路を完成した。それから300年、農家の人々は用水を守り、稲作に励んできた。しかし、山裾を通る用水は山地の排水影響を受け、降雨の都度、流れの調整や護岸の保護補修等に苦労を重ねてきました。
 今日では、県営事業でサイフォンや自動化された水門等設備も近代化され、水量確保も向上しました。
 さらに、この度、地域用水機能増進事業の取り組みを始めており、下流部分での用水の諸機能の増進を図るために、地域を流れる大切な用水路であり、お互いに汚さず、きれいな水を守りましょう。

三日市頭首工とは

 一級河川小矢部川の、高岡市福岡町三日市地先にあり、古くは杭や蛇篭で作った簡単な「せき(堰)」でしたが、小矢部川の河川改修時にコンクリートで床止工を国土交通省で、取水用の可変軸自動堰は用水側の施設として造成された。
施設の修理経過
@昭和44年3月22日 3/18〜3/22連続降雨で小矢部川水系が増水し、融雪水と併せて自動転倒ゲート12門のうち9門破損し、国庫災害と認定された。
A昭和45年7月31日 当時の北陸建設局長あて委託工事申請をした。
B昭和63年8月 1号(左岸)ゲートの第1シリンダーが故障し、同年12月県単工事で修繕
C平成4年〜5年 県営ため池等整備事業三日市地区で、1・2号ゲートのオーバーホール
D平成10年8月 2号(右岸)ゲートが倒伏せず故障し、同年10月県単事業及び適正化事業で修繕
E平成14年7月4日 洪水時の操作時で、油面計が異常に下がっていたが、漏油箇所が不明
F平成14年9月21日 潜水調査の結果、1号・2号の各々の第3シリンダーより微量のオイル漏れを発見
G平成14年10月7日 富山県高岡農地林務事務所で協議の結果、県営施設修繕保全事業での対応
三日市頭首工修繕状況(全景) 頭首工右岸シリンダー部修繕後状況



与茂九郎池(よもくろういけ)

  • このため池は富山県が県営防災事業で昭和63年から平成5年度までの6年間の歳月をかけ老朽化した堤体のかさ上げ改修と洪水吐け及び取水施設の改修を行ったものです。かんがい用水の安定確保と豪雨による洪水を一時貯留して調節することにより洪水被害の防止を図っています。与茂九郎池は、高岡市太田に位置し二上山周辺では最大のため池であり、言い伝えでは与茂九郎という人が作り、江戸時代にはすでにできていたとされていますが、はっきりしたことはわかっていません。与茂九郎池の守り神は蛇の巻き付いた弁天様ですが、これは皆、たび重なる日照りに困りはてた村人がはるばる信州の戸隠大明神まで水ごいに出かけたとき、譲り受けてきたものであり、そのためか与茂九郎池には龍が住み着いているといわれています。
フィルダム(中心遮水ゾーン)とは
  • フィルダムは、土を比較的緩い勾配で盛り上げて作られるダムです。ダムの基礎の面積が広く、水圧やダムの重さが分散されるので、比較的地質の悪いところでも作ることができます。
    中心遮水ゾーン型とは、遮水を受け持つコア部と堤体の安定を受け持つロック部、両者の間におかれるフィルタ部からなるダムです。与茂九郎池ではロック部に隣接発生土を利用しています。