ペリーヌ物語・感動の名場面
感動場面(1)
第49話 「幸せの涙が流れる時」
火事をきっかけに、ビルフランは工場で働く人々の暮らしを見直そうと考え始めた。保育所の設立、工員の下宿の視察……「誰かに愛されるには、まず自分がその人を愛さなくては」というペリーヌの言葉を受けて、ビルフランはパンダボアヌ工場の未来を真剣に見つめ始める。そこへ弁護士からの知らせが届いた。エドモンの妻、そして孫の消息を探る最終調査を屋敷で行うと言うのだ……。
感動場面(2)
第47話 「オーレリィの顔」
悲しみと疲労が重なり、ビルフランは病の床に就いてしまった。昼夜を問わず、ペリーヌは看病を続ける。何とか祖父を元気づけたい……ペリーヌはその一心だった。そんな折、ロザリーの祖母・フランソワーズがビルフランの見舞いに訪れた。おばあさんはエドモンの乳母だったのだ。その時、ビルフランは、フランソワーズからペリーヌの顔がエドモンの子供の頃に似ていると聞き、ある事を確かめようと思いつく……。
感動場面(3)
第21話 「最後の言葉」
自分の命があるうちに、何としてもペリーヌを祖父の所へ送り届けたい……。
生活費も少なくなる中でマリは意を決して、シモンじいさんの宿を出ることにした。いざ出発というその瞬間、マリはまたしても倒れてしまう。容態は悪化するばかりで、もはや医者も手の下しようがない。マリは枕元にペリーヌを呼ぶと、
一人で旅を続けておじい様の所へいくようにと告げる……。
感動場面(4)
第25話 「私のパリカール!」
最後に残った銅貨でパンを買ったペリーヌ。とうとう一文無しだ。マロクールまでにはまだ3日くらいは歩かねばならないが、辛い事を考えないようにして、先を急ぐ。日中の暑さと朝晩の冷え込みは厳しく、また、ろくに食べていないペリーヌは体調を崩してしまった。それでも無理を押して歩くペリーヌだったが、とうとう高い熱のため倒れ込んでしまう。ペリーヌの危機に、助けを求めてバロンが走る!
感動場面(5)
第52話 「忘れられない・・・」
ビルフランの目の手術は無事に成功した。1週間後のクリスマスの頃には包帯も取れる事になり、ビルフランはその日を指折り数えて待った。屋敷には大きなクリスマスツリーが用意され、ペリーヌもビルフラン自身の目でツリーが見られることを心待ちにしていた。そして迎えたクリスマス、包帯が外され、ほんの短い間ではあるが、ビルフランは念願の孫との真の対面を果たす――!