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夏の前には、どうしても苦手な梅雨がやってくるう〜。雨が降ってると外出はおっくうになるし、運動不足になるし、食欲も落ちる。ま、でもそんなときには日本人の知恵、梅干し料理で乗り切るのだっ。 梅雨」と書くぐらいで、この時期は梅が旬。にゃんき〜も一度梅干し作りにチャレンジしたんだけど、土用干しのとき雨に当ててしまい、しおしおのぱ〜(--;) それでも日光に当ててなんとか仕上げたけど、案の定イマイチなお味。そのまま食べるとぶ〜×なので、料理に使ったりしています。梅の風味は和食だけでなく、意外にも洋・中・エスニックと何にでも幅広くマッチする優れた調味料でもあります。
それではいろ〜んなものに応用が利く「梅がつお」を作って、梅料理に挑戦! 梅干し10個をたっぷりの水に24時間つけ、まずは塩抜き。水を切ってから包丁で細かく叩いた実を鍋に入れ、砂糖・みりん・酒を大さじ1〜2杯ずつ加え、半量になるぐらい煮詰める。そこへ削り節5gを加えて一混ぜしたら、完成。削り節はフライパンでから煎りしておくと、風味が良くなるよ。そのままほかほかご飯にのっけて食べても最高! スパゲティや焼きうどんの味付けとしても美味しい。きゅうりとたこを一口サイズに切り、梅がつおであえたり、冷や奴の上に薬味として添えてもグー。ポン酢とあわせてステーキや豚しゃぶのソースにしてもいいね。いつもの料理も「梅がつお」を添えることで新鮮な味わいになること間違いなし。
みんなもご存じの通り、梅干しは健康食品の代表格。その効用は解毒・抗菌作用、防腐効果、身体の酸化防止、疲労回復などなど。ちょっとした体調不良には薬としての効果もあるそう。例えば、熱があるときには梅干し入りしょうが湯、せき風邪には黒焼きした梅干しに熱湯を注いだもの、二日酔いには梅茶が効くとか。さらにはガーゼに果肉を塗りつけると湿布薬の効果も! う〜ん、あなどりがたし、梅干しパワー。
梅干し用の梅が出回るのは6月中旬頃。その少し前には梅酒用の青梅が店頭に並ぶ。どちらもごく短期間なので、この本が出るころにはちょっと間に合わないかな〜。梅干し作りはしんどいけど、梅酒をはじめとする「果実酒」は意外と簡単に作れちゃう。必要な物は果実・氷砂糖・焼酎・ビン。作り方は焼酎のラベルや氷砂糖の袋に書いてあるので、そちらを参考にしてレッツトライ♪ |