2001・2月号
お題『バレンタイン』の巻

菓子会社の陰謀‥といったらミもフタもないけど、バレンタインに女子から男子へチョコレートを贈るのは日本ならでは。もともとは、聖バレンティヌス司教が殉教した日(2月14日)にちなんでできたバレンタインデー。アメリカではこの日にハート型の物を贈りあう習慣があるそう。で、これにヒントを得た日本の製菓会社が「チョコレートで告白」に置き換えたというわけさ。

も、チョコの年間売り上げの半分以上を占めるそうなので、企画としては大成功なんだろうなぁ。おかげで女子にはいいメイワク。(ん、もらえない男子も?)にゃんき〜的にはあまりいい思い出がありません。独身時代は、義理チョコにかかる費用が毎回5千円以上! 会社に行ってると、ほとんどお歳暮のノリだからね〜。バレンタインというイベントを意識しはじめる小学生時代は「ヘビ女(10月号参照)」で男子よりたくましく、あげるよりもらう方だったし。何より中学三年のときに超サブイ思い出が‥‥!

う、あれは十ン年前。初めてつきあった相手がいて、それはそれは清い交際でした。デートはグループだし、電話なんてしない、もっぱら月1〜2回の手紙の交換がメイン。今きくと、なんじゃそら?の世界(笑)。で、進学先が別になり、自然消滅は目に見えていた。そんな半端な終わり方だけはイヤだと思った私は、さりげない別れの方法を考えました。で、思い付いたのがなんとチョコに『サヨナラ』とかいて、手渡すというもの。しえ〜!全然さりげなくない。これ以上ひどいやり方はないやろってぐらいだけど。若気のいたりということで(苦笑)。

んな過去もある私は2月14日が近づくにつれ、胸の痛みとともに笑いがこみ上げてくるのでした。それでも、一応ダンナの分だけは毎年ちゃんと用意します。結局半分は自分が食べちゃうことになるんだけど(^^)、ま、気持ちですキモチ。それにデパートやコンビニに並んでるバラエティーに富んだチョコは、見てるだけでも楽しいよね。動物をかたどったものや、恐竜のタマゴなど形が凝ってたり、パンツや灰皿などのおまけが付いてたり。辛党の人のための、かわいいボトルに入ったブランデーやワイン等のお酒も人気のようです。

飲み夫婦な私たちは、ウィスキーボンボンがお気に入り。ケーキ屋さんの生チョコやトリュフなんかも好き。相手によって味でいくか、ウケをねらうかというのもポイントだよね。『本命君』にはとにかく気合いと真心だ! 女の子達、がんばってね〜。