時鐘

時鐘


高岡大仏寺の境内に鐘楼があり、シンプルながら立派な釣鐘が掛かっている。この鐘が高岡市 指定文化財の“時鐘”である。


人々が時計を持たない江戸時代において、時を知らせることの重要性から、時の高岡町 奉行寺嶋蔵人が藩の許可と金屋町の協力で時鐘を鋳造した。


完成した鐘は、二番町の町会所の仮鐘楼に据え付けられ、文化元年(1804年) 九月十一日朝6時から時を告げ始めた。しかし、すぐ割れ目が生じたが、坂下町の鍋屋仁左衛門 が改鋳に努力し、文化三年七月に完成した。

この鐘の東南西北の鏡面 には高岡 の儒学者冨田徳風の先生の皆川淇園 の撰書した銘が刻まれている。

その後、明治12年の大火に遭い、明治23年関野神 社に鐘楼を設けて移設したが、明治33年の高岡大火で、又焼け落ち、以来高岡市役所構内、 商工奨励館玄関先におかれ、その後高岡大仏寺に寄付されたものである。


そして、現在も毎日朝6時と夕方18時には撞かれて、市民に時を知らせ続けているのである。


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