二番札所    広乾寺   (曹洞宗)

十一面観世音菩薩の石仏を祀る)

 

    広乾寺は、元和年間、広山如陽大和尚が加賀藩から関町に敷地を拝領して創建した。明暦年間、瑞龍寺造営に伴い、現在地に換地をもらい移転した。

 

    本尊の釈迦牟尼仏と共に鎮守の神で仏法守護神の秋葉尊を祀る神仏習合の寺である。

 

    地元の片原横町と堀上町の自治会が秋葉尊を奉賛して毎年7月25,6日の両日に秋葉祭りを行い、火災予防を市民に呼びかけている。

 

 

 

        この二番目の十一面観世音菩薩は、和歌山市の救世観音宗・紀三井山・金剛宝寺のご本尊に当たる。

 

十一面観世音菩薩の石仏像の台座には西国三十三観音霊場第二番札所・ 紀三井山・金剛宝寺のご詠歌 「古郷を はるばるここに  紀三井寺 花の都も 近くなるらん」が刻まれている。

 

・紀三井寺は、今より凡そ千二百年昔、奈良朝時代、光仁天皇の宝亀元年(770)唐の僧為光上人によって開基されたといわれている。
紀三井寺の寺名は紀州にある三つの井戸のあるお寺から名が付けられた。今も境内には、三井より清浄水がこんこんと湧きだして年中絶えることがない。