十番札所     大野公民館

(千手観世音菩薩の石仏を祀る)

 

    この千手観世音菩薩の石仏は、昭和3年の高岡新西国三十三観音霊場発足の頃に大野の正村六之助という人が、地域の寿昌庵という尼寺に建立したものである。

 

    しかし、同庵が廃寺となり、以前の大野公民館に移した。その後、現在地に公民館を移築した際、観音像も移し替えた。さらに、近年、地区民の信仰心から、新しく台座を作り替え、非常に立派になっている。。

 

 

・この十番目の千手観世音菩薩は、京都府宇治市の本山修験宗・明星山・三室戸寺のご本尊に当たる。

 

・千手観世音菩薩の石仏像の台座には西国三十三観音霊場第十番・本山修験宗・明星山・三室戸寺のご詠歌 「夜もすがら 月を三室戸 わけゆけば 宇治の川瀬に 立つは白波」が刻まれている。

 

三室戸寺は、約1200年前(宝亀元年)、光仁天皇の勅願により、三室戸寺の奥、岩淵より出現された千手観音菩薩を御本尊として創建された。開創以来、天皇・貴族の崇拝を集め、堂塔伽藍が整い、霊像の霊験を求める庶民の参詣で賑わっている。