災害情報を読む前に ・・・ 防災ボランティアに関心がある方へ 内閣府(災害予防担当)より

(注:個人が自宅で出来る事)

1.【「防災」とは】未然の予防・普及活動から、応急・避難、そして復旧・復興にも関心を

  「防災」とは、「災害を未然に防止し、災害が発生した場合における被害の拡大を防ぎ、及び災害の復旧を図ること」をいいます。<災害対策基本法>
 つまり、「予防(訓練・啓発)」から、「応急・避難生活支援」、そして「復旧・復興・生活再建」など、事前から事後にいたる「災害の全ての局面」に係る用語なのです。  
 目に見えやすい華々しい活躍だけでなく、平時に家具の固定や、支援や手当のしかたなどを学ぶことや、災害から長期間経過後も被災地の活性化に末永く助力するなど、従来あまり目に見えにくかった活動により、「災害の総規模」を飛躍的を小さくすることができます

 救援活動は終了しても、復旧・復興はこれから、という地域もたくさんあります。

 また、災害救援だけでなく、平時の予防や訓練、防災意識の啓発など、防災ボランティアには、さまざまな参加のしかたがあります。

 防災ボランティア活動は、「思い」だけでも、また「学び」だけでも成立しません。「思い」と「学び」を両立させるために、平時から、下記のような各機関の防災ボランティアに関する情報を見て、ご理解をお願いいたします。


[内閣府(防災担当) (「現在の防災ボランティア関係情報< このページです>) (「みんなで防災」<ボランティア活動の基礎情報があります >)]
[総務省消防庁(災害ボランティア情報)] [厚生労働省(ボランティア活動 について)] [内閣府国民生活局(ボランティアweb)]
[全国社会福祉協議会 (災害時のボランティア活動について)  (ボランティア・市民活動のページ) (福祉救援・災害ボランティア情報 Blog)]
  [中央共同募金会(災害支援情報)]   [日本赤十字社 (救援金)(防災ボランティア) (災害救護)(災害救護活動情報)]
[「ひろがれボランティアの輪」連絡会議]  <全国的な、ボランティア活動団体及びその支援団体等からなる協議会>

2.【.防災ボランティアのことをより深く知りたい、という皆さまへ】 
 防災ボランティア活動の関係者に、ボランティアの支援環境整備等につき議論して頂いています。
 下記にある資料と発言録を通じて、現場の防災ボランティア活動の実情につき御理解を深めていただければ幸いです。

H19.01.21 平成18年度防災とボランティアのつどい <於:東京都内>
H18.08.25 第6回防災ボランティア活動検討会」 <於:名古屋市名古屋大学(環境総合館)>
H18.06.30 第5回防災ボランティア活動検討会」 <於:東京都千代田区>
H18.01.22 平成17年度防災とボランティアのつどい <被災地からの報告(新居浜市、豊岡市、宮崎市、山口県美川町)、分科会{被災地が主役の防災ボランティア活動/若者と防災ボランンティア活動/地域のたすけあいと防災ボランティア活動/地域のネットワークづくりと防災ボランティア活動}ほか>
H17.10.30 第4回防災ボランティア活動検討会」 <1)機能別にみた人材育成、2)協定等平時ならではの活動、3)県境を越える大災害への広域連携>
H17.06.10 第3回防災ボランティア活動検討会」 <1)人材育成・男女共同参画/2)復興期・平時の活動/3)広域連携・後方支援・情報ボ>
H17.03.28 第2回防災ボランティア活動検討会」 <1)ボラセン立上・運営/2)活動資金/3)業務範囲と安全確保/「情報・ヒント集」(案)>
H17.03.07 第1回防災ボランティア活動検討会」 <9/18懇談会や12/4つどいの意見を活かし、ボランティア活動の環境整備の具体策を議論します>
H16.12.04 平成16年度防災とボランティアのつどい <防災大臣出席で、全国各地の防災ボランティアとその関係者が一同に集まり、情報や意見、提案の交換をしました>
H16.09.18 16年7月豪雨ボランティア懇談会 <防災大臣出席で、新潟・福井豪雨のボランティア関係者の懇談会が開催されました>

3.【ボランティアに行きたいという方へ】  ・・・ いま、そこで、あなたにもできることがあります
 = ボランティアへの活動募金や観光や産業面への息の長い支援を

 = 「問合せ災害」・「ボランティア災害」・「支援物資災害」などの原因にならないために留意すべきことがあります。
 まずは「興味を持ち」「知ること」から。そして「身近でできるところ」から。誰もが「自分が被災者にならない努力」をすれば、きっと災害は小さく少なくなっていきます。
 自分が被災地に行ったり、物資を送ることはもちろん尊いことですが、現地のボランティアが円滑に活動するためのお金も重要です。交通費分、あるいは、送るつもりの物資をお金に換える、あるいは、自分が今いる場所でバイトしたお金などを、センターの活動基金に送ることも立派なボランティアです。(送り先については、デマ情報に惑わされることのないよう各センターの公式ホームページ等を参照してください。)
 また、「赤い羽根・共同募金」の一部も、ボランティア団体やボランティアセンターの活動資金になっています。
 さらに、応急的な救援局面から、復旧そして復興へと、継ぎ目無しに、息の長い多様な支援を続けていくことも大事なことです。報道が少なくなっても、被災地について、末永く関心を持ちつづけることは、とても・とても、大事なことです。
 被災地では大きな被害が生じていますが、その周辺の地域でも風評被害で悩まれています。地域全体の活力の維持・回復のために、観光イベントに参加し、盛り上げたり、地元産品の購入などを通じて、周辺地や順次回復していく被災地を、心の交流や経済面で支えることは、被災地の方々の生活再建=自助をたすけるために、とても重要なことです。
 住宅の耐震化や、被災地への寄付、防災に対する知識を身につけることは非常に重要ですが、それを騙って高額であったり虚偽の内容も含む営業を行う等のト ラブルがあるようです。例えば、特定の講座や資格を取得をすることだけで、ただちにボランティアセンターなどの防災のリーダーとして認められるわけではありません。少しでも不安・不審に思ったら、お近くの自治体等の消費者生活窓口にご相談してください。 → [国民生活センター] [お近くの消費生活センター]
 災害直後のボランティアだけが防災に資する活動ではありません。平時からの活動の延長が重要です。普段から、お近くのボランティア・市民活動センターなどで、防災以外のさまざまなボランティア活動に参加されてみてはいかがでしょうか。 → [ボランティア・市民活動とは] [近所のボラセンを知りたい]
★参考になります => [消防庁e-カレッジ(ボランティアコース)]  [災害ボラの基本事項(全社協)]

4.【問合せの前に】  ボランティアは、なによりも、まず、「自分で調べる」ところから
 現地への電話での問合せは、現地の人力・回線の負担を費やします。テレビ・ラジオ・インターネットで、信頼できる情報源をもとに、みずからが積極的に情報収集することからはじめましょう。まずは、県の「災害ボランティアセンター」のホームページ(無ければ、県庁や県社会福祉協議会のHP)を見てみましょう。現地への問い合わせは、その後で、熟慮の うえ行ってください。また、連絡手段は、必ず各ボランティアセンターの指定する手段で行ってください。その際には、資格や特技、車両持込みの有無などを伝えた上で、先方からの参加の可否の確認を。
 長期的な観点では、被災地の周辺地や過去の被災地にも興味を持ち、その地を訪問したり地産品を購入することも、被災者の自立を支える立派なボランティア活動です。まずは「正確に知ること」、そして「身近なところから行動に移すこと」から始めてみてはいかがでしょうか。
 また、災害はいつ起きるか分かりません。被災地の負担にならないように、平時にあらかじめ「ボランティア保険」に加入しておくなど、ボランティア活動に 行くための具体的な準備をしておくことが大事です。
★参考になります =>  [福祉救援・災害ボランティア情報(全国ボランティア活動振興センター)、災害ボラの基本事項(全社協)] 

5a.【ボランティア(個人)の方へ】
 大規模な被害を受けた地域では、物資も人力も、一定の単位で、現地のルールに従って動く必要があります。また、災害の状況や ボランティアニーズは日々刻々変化しています現地でスムーズに活動ができるよう(気まずい思いをしないよう)、必ず、現地ボランティアセンターの情報を収集し、登録し、その指示のもとで行動してください。治安上の問題もありますから、勝手に個別訪問したりすることは避けてください。
 最近は、被災地と被災地外のボランティア等が協働して、初めての方も参加しやすい「ボランティアバス」「ボランティアパック」などを企画していることがありますので、現地ボランティアセンターや、お近くの防災ボランティア団体のホームページを御参照ください。
★参考になります => [みえ発・災害ボラパック(三重県ボランティア情報センター)] 

5b.【ボランティア(団体)の方へ】  ボランティアセンターやボランティア団体を支えてくれる人々・しくみがあります
 寄付された方々から被災者へ援助が円滑かつ確実に伝わるためには、お知らせ・募集・分類・輸送・配布など、多くのひとびと・組織・行政の協働が不可欠です。現地入り、活動開始、、物資搬入の前には、必ず現地ボランティアセンターや現地自治体・自治会等に連絡をとり、その指示に従って行動してください。被災地は、地元の方にとっては、プライバシーのある「生活の場」であるという認識が必要です。
 また、現地では、物資も人も細かい調整が困難です。域外で整理・調整し、あらかじめ現地で配布・活動しやすい単位・規模で現地入りするようご配慮ください。物資は中身が分かり配りやすい単位となるようご配慮ください。人の場合は、あらかじめチーム分けしたり、往路で参加者に心構えなどを伝達できるボランティアバス・パックなどが喜ばれてるようです。その際も、大前提として、行く側のニーズの把握のためにも、来られる側の受け入れ態勢のためにも、必ず現地ボラセンと密な連携をとってください。
★参考になります => [被災地での災害ボランティア活動の経費について助成申請を受付中](中央共同募金会)

5c.【災害ボランティアセンタースタッフの方へ】  速やかで定期的な情報発信が大切です
  断片的な報道や不確かな情報の流通は災害時には常に発生しがちです。そのため、できるだけ速やかに災害ボランティアセンターの公式ホームページを立ち上 げ、正確な情報の流通に努めて下さい。これによって不要な物資や準備が整わない段階での多数の方の現地入りが避けられるとともに、被災地内にもニーズを取 りまとめる場が出来たことを知らせる効果もあります(基本的に、被災地内においては、情報は対面(口コミ)とビラ(紙)で流通するようです)。
 災害直後には、情報を発信できる方を確保するのが難しいことも多いので、まずは行政や地元の社会福祉協議会に伝達し、行政ルート、社協ルートで情報を共 有・伝達することも大事です。また、平時→災害時→復旧復興時と、継ぎ目のない速やかな対応を実現するために、平時にボラセン設置者関係者会議や常設のブ ログなどを設置しておくことも有効です。
★参考になります => [ボランチュねっと(沖縄県ボランティア・市民活動支援センター)]

6.【実際にボランティア活動に行く方へ】 ・・・ ボランティアは自己完結が大前提。ボランティア災害を起こさぬよう気をつけま しょう。
■確認■ 「被災地の負担にならない・家族知人に心配を 掛けない」のは大前提。間違っても「自分が助けられる側にならない」ように。
 状況は刻々変化しています。次の豪雨が迫っていたり、余震があったり、晴れていても地盤が緩んでいたり、避難指示が出されている場合もありえます。活動に行かれる直前にもテレビ、ラジオのニュース・気象情報、及び、現地ボランティア本部のホームページ等で、最新情報を絶対に・必ず確認し、その指示に従ってください。
 また、初めて参加される方やそうでない方も、「みんなで防災(内閣府)」や「ボランティアに行きたい人必見!(三重県ボランティア情報センター提供)」などのホームページで、事前に、装備や心がまえ等を予習・再確認しておきましょう。災害ボランティアは地元や家族に負担を掛けないのが大前提です。「背伸びせず、ガマンしないこと」「無理をしないこと」「流されないこと」を心がけて、間違っても自分が助けられる側にならないよう、体調の管理やケガの防止に万全を期してく ださい。また、あえて危険な地域に赴くのですから、ご家族等への連絡や、万一の際のために、出発前にボランティア保険やご自分が加入している保険の内容を確認する等、ご家族や周りの方に心配やご迷惑を掛けないための、生活面でのリスク管理も重要です。
 被災地は地元の皆さんの生活の場です。被災された方々のご心情を十分に慮って、節度ある服装・言葉づかいなど全ての面でご配慮を。
★参考になります =>
[ボランティア活動保険](全国社会福祉協議会) ・・・ 保険加入はリスク管理の基本です。保険適用の範囲などは、必ず自分で確認し理解しておきましょう
[水害ボランティアマニュアル(H19.02)] (日本財団レスキューストックヤード) ・・・ イラストを用いた分かりやすいマニュアルです。
熱中症保健指導マニュアル」(環境省)、「熱中症を防ごう」 (日本体育協会) ・・・ 水分と塩分と休憩は必須です(夏期でなくても、熱中症は発生します) 
鹿児島県社協「ボランティアをされる皆さ まへ」 ・・・ 災害時のボランティア活動の注意事項の一例