――時に、西暦2015年ぐらい。
――水没したビルの中を泳ぐ怪物体。それは所々発光していたりしていた。
その沿岸、戦車が並んでる並んでる。
第壱話 使徒、襲来[しと、しゅうらい]
ダッララララララダララララララ♪〜
と、鼻歌を歌いながら(エヴァ第壱話でタイトルの後に流れてたBGMだ。)
呑気に風呂場から出てくる碇ゲンドウ(42歳)その風呂にはNゲージのビルが沈んでおり、風呂の縁にはプラモの戦車が並んでいる。
ついでにいうならゲンドウの頭には水中ライトが煌々と輝いていた――。
蛇足ながら、ホントは西暦2000年ぐらいだ。
その言動を見て、手をたたきながらキャッキャッと喜んでいるガキンチョ――碇シンジ(1歳)だ。
「……シンジよ、お前は我が家の星となるのだ!ユイもきっと喜ぶぞぉ」
更にトリップするゲンドウ(言動)、だが……
「……あなた……いいかげんにしてくれないかしら?」
ゲンドウの伴侶、碇ユイ(年齢不明)だ。顔は笑っているが、目は笑っていない。
ユイは、夕食の用意をしていたが、ゲンドウの度を超えた行動に愛しの息子が汚染されないように実力行使、一歩手前に出たのだ。
「キャッキャッ」
この状況を見て笑っていられる碇シンジ(1歳)だった。
家族団欒の楽しい夕食。今日のメニューはオムレツだ。
――ゲンドウの顔が変な形になっているが、きっと目の錯覚だ。
ユイの手に赤い何かがついているが、きっとケチャップか何かだろう。
「は〜いシンジィ、あ〜ん」
オムライスをつぶしたものをスプーンで掬い、一口ずつ食べさせていく。
シンジ口をあける。――釣られてゲンドウもあける。
「……どうしたの、あなた?」
ユイに指摘されて、慌てて口を閉じるゲンドウ。照れ隠しに色つきメガネを押し上げる。
――ちょっと寂しいゲンドウだった。
夜――三人はお布団に入ってる。
ゲンドウ氏はどこか打ったのか静か過ぎた。
シンジはユイに本を読んでもらっているうちにぐっすり夢の中だ。
ユイは二人を見て、微笑むと明かりを消した。
――次回予告
ティトティトティティティティティティティティティトティティティ
(次回予告の時にかかってるやつ)
いきなり15年ぐらいたち今世紀が終わってしまう
シンジは十四歳となっており、中学生となっていた。
その学園生活とは――?
次回、
知らない、天井
次回もサービスサービスぅ!