(財)日本城郭協会は、全国各地の名城探訪の手がかりとして「日本100名城」の選定を進めていましたが、城郭愛好家からの推薦、専門家による選定会議を経て100名城が確定し、2月13日に発表しました。
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選定されたのは、世界遺産の姫路城や国宝の彦根城・松本城など天守がそびえる近世の著名な城郭から、城郭の始まりとされる環濠集落吉野ヶ里(佐賀県)や古代の鬼ノ城(岡山県)、さらに中世の足利氏館(栃木県)・一乗谷城(福井県)、琉球王国の首里城(沖縄県)、信長の安土城(滋賀県)、西洋式の五稜郭(北海道)まで、時代と地域を代表する多彩な名城です。
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選考は、まず選定対象を@優れた文化財・史跡、A著名な歴史の舞台、B時代・地域の代表と規定し、各都道府県から1城以上5城以内の、100城が選定されたものです。
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高岡古城公園として親しまれている、幻の城「高岡城」は加賀百万石の2代藩主・前田利長(1562-1614)の隠居城として、慶長14年(1609)に築かれました。
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高岡城の特徴はその広大な水濠にあるといえます。総面積約21万u(71,261坪)のうち、約3割(24,400坪)が人工の水濠です。そして、そこから掘り出された大量の土で土塁を築き、5つの郭が造成されています。現在も各郭や土塁、石垣、水濠がほぼ完全な形で残っているなど、近世初頭の平城の形態をとどめていることが選定の基になりました。
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来年4月6日からは100名城を探訪するスタンプラリーが開始されます。
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日本100名城リスト 100list.pdf 107kb PDF ファイル
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