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トピックス No.90
2006/01/01



御満座法要で蝋燭に灯がともり参拝者が正信偈
ふるこはんのデカロウソクは3メーター
国重要文化財・勝興寺 高岡市伏木古国府

 「ふるこはん」の名で親しまれている、国重要文化財・勝興寺では、1月14日ー16日に営まれる御正忌法要(御満座法要)に大きな蝋燭「デカロウソク」灯されることで知られていますが、今年のデカロウソクは高さが3mもあります。
 
 
 一昨年、勝興寺本堂大修復工事の際に昔の燭台(高さ1.2m)が見つかり昨年の御満座法要にはデカロウソク(80cm)に灯がともり、法要が営まれました。

本堂修復工事中は仮本堂の大広間で法要が営まれていたため、電飾式の蝋燭でしたが7年ぶりのデカロウソクでした。

 今年は、さらに大きな蝋燭(高さ1.8m、直径80cm)が高岡市内の蝋燭天に発注され、1月10日頃に完成の予定。

 15日午後7時にデカロウソクに火が灯され、参拝者全員で「正信偈」をご唱和し、浄土真宗の開祖「親鸞聖人」の命日に併せてご威徳をお偲びします。

今年の蝋燭は高さが2倍以上になります。
 
昨年の御満座法要の80cmの蝋燭と土山住職
 
 勝興寺は、文明3年(1471年)に蓮如上人が現在の福光町に建てた草堂(土山御坊)が始まりです。およそ400年前に今の場所に移り、戦国時代には越中一向一揆の中心的な存在として信長や謙信に対抗しました。1万坪をこえる敷地には、国の指定重要文化財である唐門や本堂のほか、大広間、書院などがあり、当時の威勢を感じさせます。
 また勝興寺には・実らずの銀杏、・天から降った石、・水の枯れない池、・屋根を支える猿、・魔除けの柱、・雲龍の硯、・三葉の松 の七不思議が伝えられ人々に親しまれています。