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トピックス No.55
2004/07/16



都市景観について国際的な視野で議論
 
日仏景観会議を開催
10月1−2日にウイング・ウイング高岡などが会場

 都市景観について国際的な視野で議論する日仏景観高岡会議は10月1、2日に高岡市のウイング・ウイング高岡などを会場に開催されることが、6月30日に高岡短大で同会議実行委員会が発足し、決定した。
 委員長に橘市長を副委員長に竹平栄太郎高岡商工会議所副会頭と森田力高岡短大産業デザイン学科長を選び、会議のテーマを「人、行き交う美しき景=|文化息づく『住みたい』、『行きたい』まちづくり」とすることなどが決まった。
 同会議は平成11年にスタート、NPO法人建設環境情報センター(東京)、フランス大使館、日仏景観高岡会議実行委が主催する。高岡古城公園で開催されている万葉集全20巻朗唱の会に併せて開催し、1日はフランスの建築家ジャン・ピエール・シャルボノ氏や都市計画に詳しい建築家の望月真一氏(東京)らが講演する。
 2日は町づくりの専門家や建築士らが山町筋や金屋町などの古い街並みを見学した後、フォーラム開催しパネルディスカッションが行われます。
 県内外から2日間で延べ700人以上の参加を見込まれ、高岡古城公園で開かれる「万葉集全20巻朗唱の会」の開催日とも重なっており、相乗効果を狙うほか、オープンカフェや商店街の空き店舗を利用してショップを開くなどの案もあります。
 委員からは「会議だけでなく、継続的にまちづくりを進めることが大切」「関連イベントをぜひ実現してほしい」などの意見が出されました。
 日仏景観会議は1999(平成11)年、埼玉県吉田町で日仏の建築家が景観問題を議論する場として設けられた。以降、神奈川県鎌倉市や高知市などを会場に毎年開かれ、北陸では初めての開催となります。生活環境の整備、自然との調和と共生、伝統や美意識に基づく文化などの問題を議論し、意識向上を図り優れた景観形成を目指します。高岡会議は高岡市が高岡短大などと協力して昨年秋から誘致を進めてきました。
※ 平成15年度は彦根市に於いて日仏景観会議が開催されています。
  日仏景観彦根会議 2003年 9月23日(火・祝)9月24日(水)
   http://hawk.kyoto-bauc.or.jp/gakkai/niti-futu/
※ 望月真一(建築家・プランナ−)
  最近の著書に「アーバン・デザインという仕事 -現場からの報告と実践− 」があります。
    近年の都市計画において日本のアーバン・デザインはどのように展開してきたか、
   どのような特殊性が存在しているのか。長年街づくり、環境づくりに取り組みの報告と実践。



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