高岡市立中央図書館は、前高岡短期大学学長 蝋山 昌一 先生の夫人 蝋山 洋子 様から蝋山先生がご生前に使用されていた経済・金融関係の図書 529冊(内洋書 101冊・和書 428冊)、一般図書 172冊、ビデオ 3巻、計 704点の寄贈を受けました。
故蝋山先生は、金融論・証券論の国内を代表する研究者で、国の金融審議会委員・証券取引審議会委員などを努められました。平成10年4月に高岡短期大学学長に就任され同大学の学科の改編・改革に精力的に取り組まれました。
高岡市においては、高岡市中心市街地活性化基本計画策定委員長、高岡市万葉線問題懇話会会長、高岡市公共交通利用促進協議会委員などの要職に就任いただき、高岡の抱えている問題について解決策の提案・助言などをいただきました。見識が深く何事にも親切なうえに、いつも私たちを励まして下さり、温かい評価とお言葉をいただきました。高岡にとって、大変に貴重で重要な方でした。
高岡市では、ご生前の蝋山先生の高岡に対する熱い思いがあったことと、蝋山洋子夫人からこの度の寄贈のお申し出を受けて、先生の記念文庫を中央図書館内に開設しました。
同文庫は「蝋山記念経済・金融文庫」と命名され、先生のご功績を顕彰するとともに、図書館蔵書として保存し、広く市内外の皆様のご利用に供されています。
国立高岡短期大学図書館(2階)にも同様に 313冊の寄贈があり、生前に寄贈された
34冊と併せて「蝋山文庫」が設置されました。 |
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故 蝋山 昌一 先生 |
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1939年生まれ。
63年東京大学経済学部卒。65年同大学院修士課程修了。
東京大学助手、大阪大学経済学部教授、同大学院国際公共政策研究科を経て、98年国立高岡短期大学学長就任。
高岡ロータリークラブ入会
主な著書に「日本の金融システム」(毎日新聞社エコノミスト賞受賞)、「金融自由化」等。金融庁金融審査会委員、金融広報中央委員等を歴任。 |
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