高岡市は 2014年度末の完成を目指す高岡御車山会館の基本設計案を公開しました。本年 5月に発表した設計案に、周辺住民の意見を参考に検討修正を加えた基本設計案は、景観に配慮され、3階建てだった展示棟を一部
2階建てとし、デザインも大幅に変えて圧迫感を抑え、全体的に柔らかな印象にまとめていて、外壁は利屋町の医家・佐渡家の外観を想起させるデザインを採用しています。
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公開された御車山会館と周辺の模型 |
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博労本町の市ふれあい福祉センターで開催した地元説明会では、土蔵作りの建築様式を採り入れ、山町筋と呼ばれる周辺の町並みとの調和を図った高岡御車山会館完成模型も公開しました。市は今年度中に外壁の色や建築素材などを決め、13年度には着工し、北陸新幹線開業をにらんだ新たな集客の核として、2014年度中に完成させる予定です。
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高岡御車山会館は、高岡市守山町と利屋町にまたがる 2050uに整備され、中央に円筒形の吹き抜けがある展示棟には、国重要有形・無形民俗文化財「高岡御車山祭」の山車 7基のうち 1基を交代で展示する他、新たに制作する「平成の御車山」を並べて展示されます。
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国の重要伝統的建造物群保存地区に建てるガイダンス棟は、黒漆喰の壁などを特徴とする土蔵造りの建築様式を採り入れるほか、景観に配慮し周囲の民家と屋根の高さを合わせる。御車山祭を紹介する展示物を並べ、売店やカフェも整備されます。
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