北陸新幹線の新型車両は長野新幹線「あさま」のE2系をベースに設計し、モーターを増やし坂道でも速度を維持でき、ブレーキ距離を約300メートル短縮させ安全対策を充実したうえ 1編成 12 両で運行します。アクティブサスペンションを搭載し、より乗り心地の良い車両となるほか、バリアフリー設備の充実や客室への電源コンセントが設置され、車内の全ての洋式トイレに温水洗浄機能付便座を設置するなど、サービス設備がより充実しています。
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グランクラス |
グリーン車 |
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東北新幹線の「はやぶさ」で初めて導入されたグリーン車より上級のプレミアムブランドである「グランクラス」を 1両、18席分導入。グリーン車は
1両 63席、残り 10両が普通車で計 853席、12両合計 934席の編成です。東京−金沢間はすべて新型車両が営業最高速度 260km/h
で運行し、東京−富山間を約2時間で走行します。
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車両デザインは、日本の伝統と最新技術の融合により新たな価値を生むことで「洗練さ」を表現していて、和風の空間に集うことで得られる心地よさで「ゆとり・解放感」を表現するとしています。これらに共通しているキーワードを”和”とし、今後首都圏と北陸新幹線沿線を結び、日本の伝統文化と未来をつなぐという意味から「”和”の未来」を車両のデザインコンセプトしています。
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先頭部はスピード感のある流線形 One-motion line で、車体上部は「空色」、車体色を「アイボリーホワイト」、高岡銅器など伝統工芸をイメージした銅色のラインを配し、内装デザインも「和」を演出し、漆器や銅器など沿線の伝統工芸品を思わせる配色で、座席や床を格子柄で飾り、落ち着いた雰囲気。伝統工芸の産地と東京を結ぶ路線であることを意識しています。JR西日本とJR東日本の共同開発で2013年秋にも完成し、東京−長野間で一足早くお目見えします。 |