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トピックス No.244
2012/06/01
2014年1月から共同運用
消防指令事務を共同運用
高岡市と氷見市及び砺波地域消防組合

 高岡市と氷見市及び砺波、小矢部、南砺の 3市で構成する砺波地域消防組合は、119番通報の火事・救急通報に対応した消防指令事務を2014年1月から共同運用することに合意しました。現在は各消防本部ごとに行う119番通報の受理、消防車・救急車への出動指示を、高岡市消防本部で統括指令できるようにします。
 

高機能通信指令センター
 
 共同運用は通信指令センターを集約し、各市からの通報をすべて受信して、各本部へ指示を出します。約10年ごとに必要となるシステム更新や維持管理、人件費などでコスト削減が図れるほか、市境などでの迅速な対応や大規模災害時の連携強化といったメリットが考えられます。
 
 消防の広域連携をめぐる取り組みには、本部を統合する「広域化」のほか、本部を独立させたうえでの消防救急無線の広域化・共同化、消防指令事務の共同運用などがありますが、今回の合意は、砺波、小矢部、南砺の 3市による砺波地域消防組合設置のような広域化ではなく、指令事務に限定した共同運用を目指しています。
 
 高岡市は共同運用が可能な最新の高機能通信指令センターを約 720,000千円をかけて整備ししました。指令業務を担う職員で構成する協議会を設置することで合意しています。派遣人数は高岡 10人、氷見 4人、砺波地域 8人とし、現在の指令担当職員を合計 11人減らす計画で、県内で指令事務の共同運用を具体的に検討する動きは初めてです。

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