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トピックス No.241
2012/04/16
台湾との交流の懸け橋に
富山−台北 国際定期便が週2便で就航
航空自由化協定に合意を機に

 16日、富山空港と台北郊外の桃園空港を結ぶ中華航空の国際定期便が週 2便で就航しました。富山−台湾間の定期便就航より、アシアナ航空のソウル便、中国南方航空の北京・大連便、中国東方航空の上海便が乗り入れており、台北便が加わることで富山空港発着の国際定期便は計 4路線となりました。
 
 本日午前11時25分、台北発の初便が予定より約15分早く富山空港に到着し、化学消防車2台による歓迎放水が行われ、国際線到着ゲートでは、同便で来県した中華航空の張家祝董事長らを歓迎しました。続いて、就航記念式典があり、石井知事が挨拶で「富山−台北便を多くの県民や台湾の皆さんに活用してもらい、観光やビジネスだけでなく、文化や教育でも幅広く交流を深め、富山と台湾がウインウインで発展する関係になることを願う」と述べ、張董事長と新木富士雄富山空港国際路線利用促進協議会長も挨拶し、台北便の利用促進や富山と台湾の交流発展に期待感を表しました。台北駐日経済文化代表処の馮寄台代表と山辺美嗣県議会議長が祝辞を述べ、初便の機長とキャビンアテンダントや乗客の代表に花束を贈呈、出席者がくす玉を割り就航をお祝いしました。
 

富山空港に着陸した富山−台北 第1便
 
 日本と台湾は昨年11月、航空自由化協定に合意し、航空会社が路線や便数を自由に決められるようになった。県はチャーター便の実績などを踏まえ、中華航空に対し定期路線開設を要望し、昨年12月には石井知事が台湾の本社を訪問。会談した同社の孫洪祥総経理が定期便就航を表明した。
 
 台北便は月曜と金曜の台北発08時40分−11時40分富山着と折り返しの富山発12時40分−16時00分台北着週 2便が運航。使用機材はボーイング737-800型158席で、ビジネスクラスが 8席、エコノミークラスは 150席。富山県は中華航空に対し週 3便への増便を要望していて、今月 6日に来県した孫総経理は、搭乗率が順調に推移すれば 7月 1日をめどに週 3便への増便を目指す考えを示しています。

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