開町400年を迎えた高岡鋳物の発祥地、高岡市金屋町で、鋳物とともに歩んできた金屋町の歴史や、住民や鋳物関係者らの寄稿文、町の発展の様子や鋳物業の変遷、伝統的な町並みの魅力などを紹介する記念誌を
9月12日に開催する記念フォーラムや式典までの発刊を目指しています。
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金屋町開町400年記念誌
9月12日記念式典に於いて |
金屋町は、高岡開町の祖で加賀藩二代藩主の前田利長公が、1611(慶長16)年に河内鋳物師の流れをくむ鋳物師7人を呼び寄せたのが始まりとされています。鋳物の町として栄え培われた技術は現代の銅器、アルミ産業の礎となっています。
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住民はこれまで、近代化の中で使われなくなってきた鋳物職人の道具の保存や、伝統的な町並み保全に取り組んできました。昨年春に金屋町開町400年祭実行委員会をつくり記念事業に取り組んでいます。
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記念誌はA4判約120ページの1,000部印刷予定で、金屋町の由来や鋳物業発展の経緯、技術の近代化をはじめ地元の鋳造所や銅器卸問屋、鋳物作業歌「弥栄節」の歴史などが掲載されます。「さまのこ」と呼ばれる千本格子の町屋の特徴や、町並みを生かしたイベントも紹介され、それぞれの分野に詳しい住民や、市立博物館、市美術館の学芸員らが調査結果などをまとめ原稿を寄せています。
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