高岡大仏で知られる高岡市大手町の大仏寺は、銅器の釣り鐘を題材にしたキャラクター「おいでくん」が描かれたお守りを製作しました。おいでくんは10年前に当時の高校生が中心商店街活性化のために考案しましたが、ほとんど活用されていませんでしたが、ゆるキャラブームにのって復活したもので、大仏寺はこの他にもグッズの製作も検討しています。 |
おいでくん
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ゆるキャラを活用した地域活性化の取り組みは、県内外を問わず注目されていて、高岡市では万葉の里・高岡のイメージキャラクター「家持くん」、昨年の開町400年のマスコットキャラクター「利長くん」が、各種イベントなどで活躍しています。そうした中、高岡大仏に親しむ市民でつくる「あけぼの会」の有志らが、大仏寺近くに住んでいた和田さんがデザインしたキャラクターも多くの人に知ってもらおうと、絵柄に活用することを提案しお守りになりました。
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おいでくんは2000年当時、高岡工芸高デザイン科2年生だった和田夏樹さん−現・金沢市広岡1丁目−が、商店街の課題を考える授業の中で考案したものです。高岡が銅器のまちとして知られることから、釣り鐘を題材に選び、誘客の願いを込めて招き猫をイメージした耳と手足が付いています。和田さんら高岡工芸高生の商店街活性化の提案は市に提出され、おいでくんは市の広報誌で紹介されましたが、活用例はほとんどなく市民にも浸透しませんでした。
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お守りは縦約 10cm、横約 4cmで、表には愛らしいおいでくんの顔と「交通安全守護」の文字、裏にはおいでくんの後ろ姿と和田さんが手書きした「大仏寺」の文字が刺繍されています。23日には大仏寺で入魂式が行なわれました。 |
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