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トピックス No.203
2010/09/16
若手作家らの工房・ギャラリー
金屋町金属工房「かんか」誕生
旧高岡映画資料館

 高岡鋳物発祥の地の金屋町に、ものづくりの魅力を発信する工房兼ギャラリー「金屋町金属工芸工房 かんか」が12日に誕生しました。映画「 8月のクリスマス」の撮影場所となった高岡市金屋町の旧高岡映画資料館で、若手金属工芸作家ら15人が作品の制作や展示場所として活用し、ものづくりの魅力を発信する場として生まれ変わりました。
 
 旧資料館の建物は、平成17年に「 8月のクリスマス」の記念館として開館し、作品の資料などを展示し、大勢のファンに親しまれてきました。20年 3月にはいったん閉館し、存続を求める声に応えて、同年 7月に高岡映画資料館として本年 3月までの期間限定でリニューアルオープンしていました。
 
金屋町金属工房「かんか」
月・金・土・日曜の10:00〜18:00
高岡市金屋町 5-15 Tel 0766-25-8550
 
 同工房代表の金属工芸作家、槻間秀人さん(高岡市横田町)や若手作家らが、伝統ある金屋町に共同で使える工房兼ギャラリーとして使える場所を探していたところ、閉館となった資料館の所有者「宗泉寺」さんの協力があって 5月から改装工事を行うなど準備してきたものです。
 
 工房名の「かんか」は物質を溶融する際などに使う容器「坩堝」るつぼの音読みです。異なる金属が溶け合って新しい合金が作られるように、さまざまな人たちが集って新しいことを生み出す場にしたいという願いが込められています。工房では、工房やギャラリーのほか、ミニショップや鋳物の制作工程を見学できるスペースもあり、観光客向けのワークショップも実施する予定です。
 

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