K's-forumindex へ
  
トピックス No.19
2003/01/16


環境保全でイメージアップ
二上山万葉ラインに「バイオ型トイレ」2カ所目完成
12月29日、富山県が総工費約4千万円で整備

 富山県が高岡市東海老坂の能登半島国定公園二上山城山園地で整備を進めていた処理水循環型処理装置を備えた公衆トイレ(バイオトイレ)が12月29日までに完成し来春から使用することができます。
 二上山に整備されるバイオトイレは平和の鐘のある鉢伏山に平成13年に整備されたものについで2カ所目で、ドライブコースとして知られる二上山万葉ラインの環境保全とイメージアップにつながるものと期待されます。

 完成したバイオトイレは昭和41年に設置した城山園地の公衆トイレが老朽化したため、環境省の地球環境共生整備事業の補助をけて約4,000万円の事業費で昨年8月に着工していたもので、この後高岡市が維持管理をすることとなります。
 バイオトイレは木造平屋建てで、建設面積は52.34平方メーター省エネのため採光用にガラス瓦が採用され、処理水を放出しない汚水処理循環装置を完備しており、障害を持つ人や高齢者に配慮した多目的ブースもあります。
城山のバイオトイレ 鉢伏山のバイオトイレ
完成した二上山万葉ライン城山のバイオトイレ 先に完成の平和の鐘・鉢伏山のバイオトイレ

 二上山の清掃奉仕に情熱を持って取り組んでこられた先達のことを思い出します。

 ボーイスカウトの指導者であった「 N.S 」さんは、永年にわたって二上山万葉ラインのトイレがいつも汚れていることを愁えて、自ら率先して清掃奉仕に取り組んでおられました。黒塗りの自家用車のトランクには清掃道具と水が入った20リッターのポリ缶が4ケ乗せてあり、週に一度はトイレの掃除と周辺の草むしりや花壇の水やりに精を出しておられました。夏の暑い日は三日に空けづの取り組みでその情熱には頭の下がる思いでした。「万葉ラインに水道が整備されればトイレが水洗になり、市民も観光者ももっと気持ちよく利用できるのに・・・」と言っておられた N.S さんのことを思い出します。
 水道の整備は残念ながら無理でしたが、技術の進歩で
汚水処理循環装置が整備された水洗トイレが2カ所に整備され、今は無き N.S さんの情熱的な取り組みも実を結んだものと思います。
 全ての利用者が気持ちよく快適に利用できるように皆さんと大切にしなければと思います。

Page top へ