高岡市御旅屋町の再開発ビル御旅屋セリオは、同ビルのキーテナント高岡大和店の8階部分に子育て支援施設を開設することになりました。横田本町の市子育て支援センターと博労本町の市子育て支援室あいあいハウスの2施設は手狭であり、統合して機能を充実し移設することとしたもので、乳幼児が遊んだり、保護者用の育児教室、相談スペースを設け、休日も開設するなどサービスの強化を図ります。床面積もこれまでの両施設を合わせた床面積より1.5倍広い500uを確保し、保育士も3人増の9人体制にして子育て世代をサポートします。
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子育て支援センターと子育て支援室にある遊具スペースには年間 7.800人、育児教室には 5.000人が利用しています。また、市西部保育園に併設のセンターは駐車場が無く利用者は園庭に駐車せざるを得ない状態です。公共交通網が整備された中心部に開設することで使いやすくなり、マイカー利用者には、市営駐車場の2時間無料券を配る方針でもあり、併せて店内で一定額の買い物すれば、さらに2時間無料になります。
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大和デパートは今年6月末までに新潟、長岡、上越、及び小松の店舗を閉鎖し、存続する金沢、富山、高岡の店舗に設備投資を集中する方針です。高岡店も店内の再編成によって魅力アップを目指しています。
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御旅屋セリオを管理運営しているのは、市が出資する第三セクターオタヤ開発で、床面積の80%を占める大和からの家賃収入が途絶えると経営困難に陥ることから、大和高岡店の支援策を市と大和側とで協議してきました。店舗の一部を市の子育て支援施設として活用することで、大和の家賃負担の軽減を図ると伴に、若い世代を中心市街地に呼び込むことで新たなにぎわいの創出に繋がるものと思われます。御旅屋セリオ6階には既に、市の国際交流センターや市民サービスコーナー、県旅券センター高岡支所が入居しています。また隣接し、噴水や水路や遊歩道を組み合わせた御旅屋メルヘン広場も改修して、イベントを開催するなど中心商店街のにぎわいの回帰にも取り組んでいます。
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