高岡市は食育推進について、高岡市食育推進会議 会長 桑守豊美 富山短期大学教授 で検討された意見を踏まえ、高岡市食育推進計画を策定しました。
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趣旨 |
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「食」は、命の源であり、私たちが生きていく上で欠かせないものでありながら、最近は食の大切さへの意識が希薄になり、多くの問題が指摘されています。 |
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市では、食をめぐる地域の歴史や特性を十分に把握し、高岡の特色を生かした食育の推進に市民と一丸で取り組みます。
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食をめぐる現状 |
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・栄養バランスの偏り
・朝食の欠食や遅い夕食の摂取
・外食や調理食品などの利用の増加と食に関する知識不足
・食生活にかかわる健康上の問題
・食の安全性への関心の高まり
・消えつつある食文化
・生産者と消費者の距離の拡大
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食をめぐる課題 |
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・栄養バランスのよい食事
・家族で楽しい食卓づくり
・生活習慣病の予防と健康寿命の延伸
・食に関する正しい知識と判断力の習得
・伝統的な食文化の継承
・地産地消の推進
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基本理念 |
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市民の心身の健康増進を図り、食に関する感謝の心を培うとともに、これらを通じて豊かな人間性をはぐくむことができる、健康で幸せな社会の実現を目指します。
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食育の3つの目標 |
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実効性のある取り組みを展開するため、平成25年度までに達成すべき具体的な数値を設定し、成果や達成度を客観的に把握できるようにします。
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(1)元気な子どもの育成 |
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小学生のホウレンソウ収穫体験 家庭の食生活を充実し、「食」の学習や農林水産物などの生産体験を通じて、元気な子どもを育成する |
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主食・汁物(飲み物)・おかずを組み合わせた朝食を取っている子どもの割合
小学生 現状58.5%→目標100%
中学生 現状56.4%→目標100%
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農業体験学習を実施している小学校の割合
現状100%→目標100%の維持
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(2)健康で長生きできる人生 |
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食事バランスガイド 食に関する知識を得るとともに食習慣や生活習慣の改善を通じて、健康で長生きできる人生を送る |
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食育の日(毎月19日)を知っている人の割合
現状14.8%→目標80%以上 |
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食事バランスガイドを理解し活用している人の割合
現状12.0%→目標60%以上 |
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メタボリックシンドロームを知っている人の割合
現状77.7%→目標90%以上
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(3)地域の活性化 |
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たかおか朝市 栄養バランスのよい「日本型食生活」を進めるには、「地産地消」を推進することが重要なため、安全性が高く、環境に配慮した地元産食材の生産や消費の拡大、地元産食材を活用する家庭料理や郷土料理などの伝承を通じて、地域の活性化を図る |
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地元産食材を意識して使用する人の割合
現状64.0%→目標80%以上
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ライフステージに応じた食育の推進 |
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心身ともに健康で豊かな人間性を育むことができる幸せな社会を実現するために、ライフステージに応じた食育を推進することが重要です。 |
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妊娠期 |
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自分の食生活を見直し、健康な子どもを産む。 |
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乳幼児期(0〜5歳) |
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食べる楽しさを体験し、食の基礎を培う。 |
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学童期(6〜12歳) |
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正しい食習慣や知識を身に付け、体験などを通じて食の大切さを学ぶ。 |
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思春期(13〜18歳) |
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正しい食習慣や知識を身に付け、食の大切さを学び、理解する。 |
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青年期(19〜35歳) |
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幅広い情報を取り入れ、食について自己管理する。 |
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壮年期(36〜64歳) |
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食を楽しみ、病気を予防する。 |
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高齢期(65歳〜) |
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健康への関心を高めるとともに、次世代への伝承を意識し、行動する。
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食育に関する取り組み |
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さまざまな機会をとらえ、行政、家庭、保育・学校教育関係者、住民組織、農林水産関係者、食育の活動を行うボランティア団体など、関係者や関係団体と連携しながら食育に取り組んでいきます。市ホームページ「ほっとホット高岡」や、高岡ケーブルテレビ「利長くんと学ぶみんなの食育」などでのイベントや情報の発信
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食育の日、食育月間(6月・11月)の普及・啓発
講演会やフォーラムの開催
子どもたちが幅広く学ぶ食育教室
旬の地元産食材や伝統的な食文化を生かした栄養バランスのよい食生活を実践するための「高岡版食事バランスガイド」の作成
学校給食での高岡産食材を使った丼献立の実施 |
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